肩こりの改善にはキーボードの打ち方改善が効果的です。鍵盤(キーボード)を大量に打つピアニストに学びましょう。記事はこちら。

Androidは依然としてセキュリティ的には危険 Googleが改善を計画

セキュリティ Android

Androidスマホの欠点として、セキュリティ的にはiPhoneに比べると危険である点がよく挙げられます。

それについてはGoogleも認識しているようで、2016年の現状の発表と、改善の計画が発表されました。

Androidスマホの半数にはセキュリティパッチが配信されていない

まず、Googleによると、2016年時点ではAndroidスマホの半数にしかセキュリティパッチが配信されていない点が問題として挙げられています。

約200のメーカーの約7億3,500万台のAndroidスマホがセキュリティパッチをユーザーに配信したそうなのですが、これはAndroidスマホの半数なのだとか。

過去には致命的なセキュリティホールがいくつも報告されていますので、セキュリティパッチをあてることは安全にスマホを使ううえでは必須といえます。

過去最悪の脆弱性「Stagefright」がほぼすべてのAndroidデバイスに見つかる
Zimperium Mobile Labsによると、Androidに過去最悪クラスのセキュリティの脆弱性「Stagefright」が見つかったそうです。なんとメッセージを受信しただけでAndroidデバイスを乗っ取ることができるそうです。対...
Androidに新たな脆弱性「Certifi-gate」が見つかる チェックツールで安全確認が可能
先日、過去最悪とも言われる脆弱性「Stagefright」がAndroidに見つかりました。今回新たに致命的な脆弱性「Certifi-gate」が見つかったとのことです。数百万台が対象ということですが、自分が使っている端末が対象かどうか気に...

アップルに対して劣るセキュリティパッチ普及率

アップルのiPhoneはユーザーが最新のOSを使っている割合が非常に高いことが知られています。

iOS9のシェアが48時間で21%を超える
最近リリースされたiPhoneやiPad用のiOS9ですが、なんと48時間で21%の人がアップグレードしたそうです。相変わらずiOSの勢いはすごいです。最新のものを嗜好するユーザーが多い?このデータによると、iOS9リリース後48時間のシェ...

最新のOSを使えば既知のセキュリティホールがふさがれた状態になりますのでより安全になります。

対して、Androidはそもそも最新のOSの普及率が低い上に、メーカーが古い端末に対してセキュリティパッチを配信しない傾向にあります。

2017年1月のAndroidのバージョン別シェアはNougatがほぼ倍増、Froyoがついに0.1%以下に
2017年1月時点でのAndroidのバージョン別シェアが発表されました。 Android 7.x Nougatのシェアがほぼ倍増です。が、絶対数はまだまだ少ないという状況が続いています。 一方、2010年にリリースされたAndroid 2...

Googleからは毎月Android OSに対するセキュリティパッチが各メーカーにリリースされています。

しかしながら、各メーカーはAndroid OSを独自にカスタマイズして使っていますので、そのセキュリティパッチをそのまま適用できなかったり、適用できても他の部分に影響が出たりする可能性があります。そのコストを考えるとあまり積極的にはなれないのでしょうね。

ちなみに、日本で発売されているスマホの中で2016年第4四半期にセキュリティアップデートが頻繁にされたと評価されているのは以下のスマホです:

  • Google Nexusシリーズ
  • Motorola Moto Z
  • Samsung Galaxy S7
  • Asus ZenFone 3
  • Sony Xperia X Compact

安全性に問題のあるアプリがインストールされたスマホは大幅に減少

OSそのものではなく、アプリに安全性の問題があることもあります

こちらについても、アップルは比較的にアプリの審査を厳重にしているのに対し、Googleはそれほど厳しい審査を行わずにGoogle Playに登録するといわれています。

これに対してGoogleはVerify Appsと呼ばれるアプリのチェックサービスを開始しており、2015年に4億5,000万アプリがチェックされたのに対し、2016年にはその数が7億5,000万アプリに増えました。

その結果、セキュリティ的に問題のあるアプリをインストールしているAndroidスマホの割合は2015年の0.15%から2016年の0.05%に大幅に改善したそうです。

性能や機能よりも安全性を売りにしたスマホがほしい

スマホの性能は日々上がり続けており、今やローエンドのスマホであってもたいていの人は満足できるようなものとなっています。

一方で、デバイスが安ければ安いほどセキュリティパッチが配信されなかったりと安全性の面では問題がある傾向といえます。

メーカーも様々なスマホを矢継ぎ早に発売してセキュリティパッチまで手が回らないのも事実でしょう。

そろそろ「安全性」に主眼を置いたスマホが出てもいいのではないかとも思います。

BlackBerryはビジネス用途に主眼を置いていますのですでにセキュリティアップデートについては独自の戦略をしいています:

BlackBerry PRIVは通常のAndroidとは異なるセキュリティーパッチ供給ポリシーがとられる
BlackBerry初のAndroid端末である"PRIV"が話題になっています。この端末はセキュリティーが通常のAndroidよりも強化されているところが魅力であり、そのために通常のAndroidとは異なるパッチの供給ポリシーをとるようで...

人工知能を使って様々なデバイスを制御するという未来図もあるわけですからスマートフォンの安全性はますます重要になっていくと考えられます。

米国版 Huawei Mate 9 にAmazon Alexa対応アップデートがOTA配信
日本でも人気を博しているHuawei Mate9ですが、アメリカ版のMate9に大きなアップデートが配信開始です。 Amazonの人工知能アシスタントであるAlexaアプリが使用可能になるOTAアップデートが3月22日に配信開始となったそう...

ユーザー側としても安全性を1つの比較基準としていきたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました