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Huawei Mate9を一か月くらい使ったレビュー

Huawei Mate9の箱 Android

Asus ZenFone SelfieからHuawei Mate9に買い替えて一か月ほど経ちました。

Zenfone Selfie からのスマホ買い替え計画 Huawei Mate9購入
前回の記事で3つの買い替え候補を挙げていました。 かなり悩みましたが最終的にHuaweiのMate9を購入しました。 まだ使い始めたばかりですが快適そのものです。 最後まで悩んだAXON7とMate9、ロマンのZenFone 3 Ultra...

色々感じるところがあるので感想を含めてレビューしたいと思います。

Huawei Mate9についての個別の記事はこちらを参照ください

大画面は便利、でかさと重さは慣れる

Mate9を選ぶユーザーの一番の期待は大きなディスプレイでしょう。5.9インチという現在主流のスマホより一段から二段ほど大きな画面はこのスマホの特徴です。

大画面は便利

私は5.5インチディスプレイのスマホであるZenFone Selfieからの買い替えですが、やはり5.9インチの大画面は便利であると感じました。

ちょっとした調べ物以上の調べ物をしたいときに5.5インチのディスプレイだと面倒だったのが、5.9インチだとある程度複雑な作業もこなせます。10インチディスプレイのタブレットも持っていますが、明らかに使用頻度が下がりました。

解像度はフルHDで十分

一方で、5.9インチにもかかわらずディスプレイの解像度が2k(2560×1440)ではなくFull HD(1920×1080)にとどまっているところが買う前は少し気になってはいました。

どのスマホに買い替えようか迷っていたときに候補に挙がっていたZTEのAXON 7は2kでしたし、これからは2kかな?とも思っていました。

Zenfone Selfie からのスマホ買い替え計画 候補と選定
前回の記事でZenFone Selfieからのスマホ買い替え計画を進めています。 色々なスマホが出ている中でスペックや評判から3機種候補を選んでみました。 買い替え候補としたスマホ 1.ASUS ZenFone 3 Ultra 1つ目はAS...

しかしながら、実際使ってみるとFull HDで十分だな、というのが素直な感想です。

ドットが粗いと感じたことはありませんし、むしろ5.5インチでFull HDだったZenFone Selfieよりも表示はきれいに感じます。

AXON 7はGoogleのVRプラットフォームであるDayDreamにも対応しますのであの解像度なのでしょうが、VRはまだまだ普通のスマホで満足のいくものにはならないと思っているのでいいかなと。

むしろ、2kにすることによるバッテリー消費量増大のデメリットの方が大きいのではないかと思っています

確かに大きくて重い、けどすぐ慣れる

Huawei mate9のゴールド、グレーとASUS ZenFone Selfieの比較

5.9インチディスプレイのデメリットはその大きさと重さです。実際、最初にMate9を持った時はでかっ!重っ!と感じました。

でも、すぐに慣れました。

大きさについては、ぱっと見巨大に見えるのですが、ディスプレイの枠が狭くて5.9インチしては小さいので、実際には横幅は5.5インチのスマホと大して変わりません。縦幅もホームボタンがディスプレイ上に表示される形式なのでそれほど長くありません。

その結果、これまで使っていたZenFone Selfieに比べて厚さがない分ポケットへのおさまりはむしろいいという結果に。。。

重さについては確かに重いですが、これも慣れですね。今では特に重いという感想を持たなくなっています。

動作は超サクサク、バッテリーは超長持ち

最新SoC + 4GB RAM + UFS 2.1のストレージの効果は大きい

最新のフラッグシップスマホだけあって、動作は非常にサクサクです。最新のSoCに加え、4GBという大容量のRAMを搭載し、かつUFS 2.1という高速なストレージを採用した成果なのでしょう。

ZenFone Selfieもアプリが立ち上がって安定すると問題なかったのですが、とにかくアプリの立ち上げや切り替えが異常に時間がかかってました。

Mate 9に変えてからアプリはさくっと立ち上がり、切り替えも素早く、なんというか異次元のレスポンスです。ストレスがかなり減りました。

私はゲームをしないのでそちらの方はわかりませんが、日常使いではかなり満足度が高いのではないでしょうか?

また、ZenFone Selfieを含め、これまでに使っていたスマホは電源を入れてから日にちがたつとだんだんと動作が鈍くなっていました。Huawei Mate9は日にちがたってもレスポンスが変わらずサクサクのままです。メーカーもここはこだわったようですが、まさにその成果が表れています。

ガラケー時代を思い出す、というのは大げさだが長持ちするバッテリー

バッテリーについても非常によく持ちます。私の使い方だと二日半は間違いなく持ち、丸3日でも持ちそうです。

そういえばガラケー時代は毎日充電するなんてことはなく、減って来たら充電してたなぁ、というのを思い出させるほどのバッテリーの持ちです。

ちなみに、特に画面をロックしたら強制的にアプリを閉じるとか、特定のアプリのバックグラウンドでの動作を制限するとか、GPSを使わないとか、Wi-Fiを外出先ではオフにするとか、そういったことはしていません。デフォルト状態でのバッテリーの持ちです。

今まではこまめにアプリを落とすとか、GPSやWi-Fiをこまめに切ったりしていましたが、そういったストレスからも解放されました。

人間が努力しなくても十分バッテリーが持つというのは非常にありがたいですね。

指紋認証が非常に便利

私はこの機種で初めて指紋認証によるロック解除を体験したのですが、思っていたよりずっと便利です。

Huawei Mate9の場合、本体裏側に指紋センサーがあるので、スマホを持ち上げて何気なく指紋センサーを触ると画面がついてロックも解除されますしかも一瞬で。これが非常に便利です。

一方で、指紋センサーが裏にあることの弊害として、スマホを置いたまま使うときに不便です。指紋センサーが裏にあるので指紋でロックを解除しようと思うと一度持ち上げなくてはなりません。また、指紋によるロック解除の場合はパターンによるロック解除ができず、PINを打ち込む必要があります。

まあ、表にあったら今度は持ち上げた時に解除に一動作必要になるでしょうし、本体の縦幅も大きくなるでしょうから、どっちもどっちですね。そういう意味ではSony Xperiaシリーズの側面の電源ボタン兼用の指紋センサーが一番なのかもしれません。

カメラは期待以上にきれい、オートフォーカスの速度はそうでもない

Huawei Mate9でとった猫

Mate9のこだわりの点としてデュアルカメラによる高画質な写真撮影があります。

これは本当にきれいでした。月並みな言葉ですが、スマホとは思えない画質です。ワイドアパーチャ等の機能も面白いです。

Huawei Mate9のカメラは十分高画質
Huawei Mate9に買い替えた動機の1つがカメラの画質でした。 もしカメラの画質がいまいちだと買い替えた意味の半分ほどがなくなってしまいます。 が、この心配は杞憂でした。十分高画質です。まだあまり多くの写真を撮っていませんが、ちょっと...

ズーム機能も2倍までは画質劣化がないというのもありがたい機能です。

また、オートフォーカスが無音だったり、シャッター音が上品な点もありがたいです。無駄に「ピピッ!ガシャッ!」という音が鳴るスマホが多い中で、上質なシャッター音のみひそやかになるMate9は優れています

ちなみに、うちの猫はZenFone Selfieのオートフォーカスとシャッターの音で目を覚ましてしまいますが、Mate9は寝たままなので良い写真が撮れます。

一方、オートフォーカスの速度自体はそれほどでもないかな?というのが正直なところです。「レーザーAF」「デプスフォーカス」「コントラストフォーカス」「像面位相差フォーカス」の4つのフォーカスを使っているとのことですが、「レーザーAF」と「コントラストフォーカス」しかないZenFone Selfieの方が高速でした。色々盛り込みすぎて遅くなったのでしょうか?

もちろん、オートフォーカスは速度以外に精度も非常に重要ですが、精度の面ではまったく問題ありません。

その他ちょこちょこと気になる点も。。。

ここまでべた褒めしてきたMate9ですが、もちろん気になる点もあります。

いくつか不具合がある

まだ最初のファームウェアのアップデートが始まったばかりで私のところにも配信されてきていない状態ではありますが、すでにいくつか不具合があります。

Huawei Mate9 で謎のメッセージ LINEは現在録音中?これは不具合か?
ZenFone Selfieから乗り換えてから非常に快適に使っているHuawei Mate9ですが、ちょこちょこ気になることもあります。 今回のはその中でも一番気になっている現象です。 LINEを使っていて、「LINEは現在録音中です」など...
Huawei Mate9で機内モードを解除するとBluetoothが強制的に有効化される
ちょこちょこと細かい問題が出てきました。 今回は機内モードの問題です。 機内モードを解除すると強制的にBluetoothが有効化されてしまいます。これも不具合ですね。 勝手にオンになるBluetooth 私はウェアラブルデバイス等を持ってい...

最近は発売後にファームウェアアップデートでバグをつぶしていくのが普通ですし、致命的な不具合はないので問題はありませんが、早く直してほしいものです。

タッチパネルが敏感?少しずれてる?

時々画面をタッチする前にタッチパネルが反応します。手袋をつけた状態でタッチパネルを使える「グローブモード」をオンにしているわけではないのですが、タッチパネルが敏感に反応しているようです。

この結果、画面ロックを忘れてポケットにMate9を入れると、いろいろな操作が勝手に行われて再び取り出したときにびっくりします(笑)。

まあ、画面をしっかりロックすればいいのですが、ちょっと敏感すぎないかな?というのが感想です。

また、どうもタッチパネルが感覚からほんの少し下にずれているような気がします

例えば、フリックによる日本語入力の際に「あ」を入れたいのに「た」になってしまうときがあります。面白いことに私だけでなく同じ機種を使っている妻も同じことを言っています。

まあ、これもスマホごとの癖はあるでしょうから慣れなのかもしれませんが。。。

バックグラウンドで高い消費電力の警告がうっとうしい

Mate9はバックグラウンドで動作しているアプリの消費電力を監視し、消費電力が高い場合は警告を出してくれます。

こう聞くと便利なのですが、そのバックグラウンドでの動作が妥当なものなのか暴走等の不正なものなのかがわかりません

アプリがバックグランドで動作しているからといって必ずしも悪いことではなく、例えばLINEなどはバックグラウンドで動いてくれないとメッセージ等が受信できなくて困ります。

さらに、「バックグラウンドで高い消費電力」というメッセージが表示されたアプリの消費電力を「消費量レベル」で調べてみると1%以下であることが多いです。これは本当に高いといえるのでしょうか?

何をもって高いと判断しているか、我々はどうしたらいいのかについても教えてくれないと、ユーザーを無駄に混乱させるだけではないかと思います。

カメラの設定を記憶してくれない

こちらの記事にも書きましたが、カメラの設定を変えてもそのうちデフォルトに戻ってしまいます

Huawei Mate9のカメラは十分高画質
Huawei Mate9に買い替えた動機の1つがカメラの画質でした。 もしカメラの画質がいまいちだと買い替えた意味の半分ほどがなくなってしまいます。 が、この心配は杞憂でした。十分高画質です。まだあまり多くの写真を撮っていませんが、ちょっと...

よく使う設定はいつも同じなので、前の設定を記憶するか、デフォルトを変えられるといいのですが。

結論としては満足度は非常に高い、今後のアップデートに期待

色々書きましたが、これまで使ってきたスマホのなかでも満足度は非常に高いです。価格は少々高いですが、それに見合うものだと感じています。

あとはこれからのサポートがどうなるかでしょうか。

気になる点としては、海外で販売しているMate9に比べて、日本のMate9はファームウェアのアップデートが遅いようです。

海外でブラッシュアップされたファームウェアがやってくると思えば良いことなのかもしれませんが、不具合の修正やAndroidのセキュリティーパッチの配信は早めに行ってほしいものです。

また、次期Androidである Android “O” にも対応してくれるといいなぁ、と願います。

これからもMate9についての情報や使っていて気付いたことはこのブログで書いていく予定です。

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