Volumio 2.118とMoode Audio Player 3.1を比べてみた

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HD-AMP1とMate9を接続

Raspberry pi + Volumio + USB-DAC で快適な音楽再生環境を構築しています。

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久しぶりにMoode Audio PlayerのHPをのぞいたらかなりアップデートが進んでいました。

最近はもっぱらVolumioを使っているのですが、久しぶりにMoodeも使って違いを比べてみました。

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I2Sでの384kHz再生にも対応、OTAアップデートにも対応したMoode

現在のMoode Audio Playerの最新バージョンは3.1のようです。

最新版の最大のアップデートは何といっても、I2S接続で384kHzの音楽再生ができるようになった点でしょう。

これまではLinuxの音楽再生ライブラリ(ALSA)の制限でI2S接続では384kHzまでの音楽再生しかできませんでした。Moode 3.1ではAdvancedカーネルという実験的なモードをオンにすることによって可能となっています。

また、これまではMoodeのバージョンを上げるにはSDカードを焼き直す必要がありましたが、Volumioと同じく、OTAでのアップデートが可能となりました。

MoodeにあってVolumioにない “SoX”と “Crosfeed DSP”

また、Moodeに実装されていてVolumioにはない機能として、“SoX”というサンプリングレートコンバータ機能があります。

(追記): 最新版ではVolumioにもSoXを利用した変換機能が実装されたようです。

これを使うと、非ハイレゾの音源だろうがハイレゾの音源だろうが、最大 32-bit 384kHz にアップコンバートして音楽再生してくれます。

もちろん、アップコンバートにあたってはない部分を「補完」で作り上げるのでハイレゾ音源になるというわけではありません。が、よくハイレゾの説明に出てくる、ガタガタの音形が滑らかになる効果はあるかと(それがもとの音に近いかどうかは別として)。

“Crossfeed DSP”にはステレオ感を向上させたり、ヘッドホンを使った場合の頭内定位を自然にする効果があるそうです(参照)。

改めてMoodeとVolumioを使ってみた感想

そんなわけであらためてMoode Audio Player 3.1を使って日ごろ使っているVolumioと比べてみました。

相変わらず検索が使いづらいMoode

私は当初Moodeを使っていたのですが、VolumioがDSDをDoPで再生できるようになった時点でVolumioに乗り換えました。その最大の理由が検索です。

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Volumioでは検索を行うと、楽曲単位の検索結果だけでなく、検索ワードと一致したアルバムやアーティストも表示されます。一方、Moodeはあくまで一曲一曲の単位でしか検索結果が表示されません

このため、このアルバムを丸ごと聴きたい!というときにMoodeの場合は一曲ずつキューに入れなくてはなりませんでした。

この仕様は相変わらずMoode Audio Player 3.1になっても同じようで、残念です。

SoXの効果はよくわからない

Moodeのウリである(?)SoXについては、正直よくわかりませんでした。

よく考えると、DACチップの中でもアップコンバートは行われているはずで、それをソフトでやるかDACチップでやるかの違いでしかないのかもしれません。

私が使っているHD-AMP1は32bit 384kHzに対応しており、内蔵DACであるES9018K2Mのブロック図を見るとやはりオーバーサンプリングフィルターが存在してます。

ES90182M の回路図

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このため、あまり違いがわからないのでしょう。

ちなみに、SoXを使うとやはりCPU使用率は上がり、20%に行くか行かないかというところです。SoXを使わなければ10%未満ですね。

日本語やプラグインに非対応のMoode

そのほかに地味な点としては、Volumioは日本語化が設定で簡単にできるのに対し、Moodeは英語オンリーというところでしょう。

英語だからといって日本語が表示されないわけではなく、困ることはないのですが、細かい設定になると日本語の方がありがたいです。

また、Volumioにはプラグインによって機能拡張できる仕組みがあり、Spotifyが使えるプラグインがあったりしますが、それがMoodeにはありません。

さらに細かい点としては、アルバムアートがVolumioの方が多く出るような。。。

USB-DACを使う分にはVolumioで十分、I2SでバリバリやるにはMoode?

そんなわけで、私としてはとりあえずVolumioを使っていこうかと思います。

Moodeにメリットがないわけではなく、Advanced KernelでのI2S経由での384kHz再生は魅力ですので、I2Sを使っている場合にはMoodeを使った方がいいかもしれません。

また、設定項目もMoodeの方が細かい気がしますので、いろいろチューニングしてバリバリやりたい!という場合にもいいかもしれません。

とはいえ、Moodeの方も活発に活動していることがわかりましたので、今後はMoodeについても動向をチェックしていきたいと思います。

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