食べ物にどれくらいの栄養や成分が含まれているかは気になるところですが、今のところパッケージ等の表示を信じるしかありません。
その状況を変えるかもしれないデバイスが発表されました。
超小型の分光器で、スマホにも十分搭載可能です。
分光器とは?
分光器とは、
(Wikipediaより)
物質によって光を当てた時の反応が異なるので、それを利用してその物にどんな物質が含まれているのかを分析することが可能です。
たとえば、食品に使えばカフェインの濃度やグルテンの有無などが分析できます。また、血液中の血糖値も測定可能です。
一般的には分光器は大きく、とても普通の人が手軽に持ち運んで使えるものではありませんでした。
Si-Wareが超小型の分光器チップ NeoSpectra Microを開発
しかしながら、Apple Insiderによると、Si-Wareというメーカーが超小型の分光器チップである “NeoSpectra Micro” を開発したそうです。
この分光器チップのサイズは 18mm x 18mm と小さくスマートフォンやスマートウォッチといったウェアラブルデバイスにも十分搭載可能です。
実際、Si-WareはiPhone用のケースにこのチップを搭載したデモを行ったそうです。
スマホやスマートウォッチで当たり前の機能に? Apple Watchが採用する?
Si-Wareとしては、分光器機能が加速度センサーやジャイロのようにスマホやスマートウォッチにとって当たり前の機能になることを見込んでいるそうです。
確かに食品の成分や血糖値が測定できれば健康分野でかなり魅力ある機能になることでしょう。
アップルもApple Watchにさらなる生体センサーを入れたいと考えているといわれ、もしかすると分光器が搭載されるかもしれません。
このチップは現状100ドルするそうで、このままだと製品の価格を大きく上げてしまいます。量産が進めばもっと安くなるのでしょうが。。。
NeoSpectra Microは2017年第4四半期に量産開始予定で、開発者向けには1,2か月後に入手可能になるとか。来年あたりには分光器を搭載したなかなか面白い機器が登場するかもしれません。
コメント