我が家ではスマートプラグを使ってアンプとサブウーファーの電源連動を行っています。実に便利なのですが、アンプをEcho Link AmpからSonos Ampに変えたら時々スマートプラグが再起動して電源が落ちるようになりました。これでは困るので対策をしてみました。
電源連動に便利なスマートプラグ
我が家にはプリメインアンプとサブウーファーがあります。できればプリメインアンプの電源に合わせてサブウーファーの電源を入れたいのですがうまくいきません。
サブウーファーには一応、音楽入力を検知して電源を入れたり切ったりする機能があるのですが、低音がそれほどない楽曲の場合はつかなかったり、途中で電源が落ちたりします。サブウーファーにはリレーがついているので電源が入ったり落ちたりするたびに「カチッ」という音がしてうっとうしい。
そこで、スマートプラグを使った電源連動を行いました。AVアンプでも同じことができるかと思います。具体的には下記の記事を参照ください:
アンプを変えたら時々電源が落ちるように
このスマートプラグによる電源連動、非常に便利で快適に使っていました。
しかしながら、先日プリメインアンプをEcho Link AmpからSonos Ampに変えた時に問題が起きました。
時々、スマートプラグが「カチッ」という音を立て、Sonos Ampとサブウーファーに供給している電源が切れます。その後、電源供給は復帰するのですが、当然Sonos Ampの音楽再生は止まります。
どうも、現象的にはスマートプラグが再起動してしまい、その際に一瞬電源供給が切れ、また復帰しているようです。
スマートプラグを交換しても改善しない
これはスマートプラグが故障したか?と思い、手持ちの他のスマートプラグに交換してみました。
が、そちらでも同じように再起動が起きます。
そちらも今までは普通に使えていたものなので、さすがに2つの同じ機器が同時に壊れることは考えづらく、他の原因を考えることにしました。
なぜスマートプラグが再起動するのか?
再起動するにしても電源供給状態は保持しておいてくれよ、とも思いますが異常状態ではあるのでしょうがないところでしょう。
スマートプラグにはおそらくマイコンが積まれていてそれが再起動していると推測しました。そうなると考えられる原因は2つです。
- 熱暴走
- 電圧降下
熱暴走については、スマートプラグと言えども中にリレーを内蔵しているので、コイルなどが内部にあり発熱すると考えられます。アンプが変わったことにより供給する電力が上がり発熱量が増えた可能性があります。再起動はEcho Link Ampを使っていたときは夏でも起きず、Sonos Ampに変えたのは晩秋のため、可能性はあっても低いかと思います。ただ、スマートプラグの設置場所が微妙に変わったため放熱性が悪くなった可能性はあります。
電圧降下については、オーディオ機器は平均すると消費電力はそれほど大きくありませんが、大音量が一瞬のうちに出ると瞬間的に消費電力が上がるといわれています。Sonos Ampに変えたことでこの瞬間的な消費電力が上がり、その瞬間にマイコンに供給される電圧が下がり、マイコンが動作を維持できなくなって強制リセットがかかった可能性があります。私はこちらの可能性が高いかなと思っています。
スマートプラグのスペックには最大1500Wまで対応とかありますが、それはあくまで理想的な環境で平均的に使われたときの話で、熱や瞬間的な消費電力増加については考慮はされていないと思います。
スマートプラグを2つに分けてみた
この推測のもとに対策を行いました。
具体的には、今まで2口のスマートプラグ1つを使っていたところを、スマートプラグ2つにし、それぞれにサブウーファーとプリメインアンプをつなぎました。
これにより1つのスマートプラグで必要とする電力が下がり、発熱の面でも消費電力の面でも負荷が分散されるかと思います。
スマートプラグの電源連動は機器が分かれていても可能なので連動は問題ありません(同じアプリに対応していることは必要です)。
残念ながら我が家には2口のスマートプラグしかないので、使われない2つのコンセントが無駄になりますが。。。
今のところ再起動による電源遮断は無し
この方法をとった結果、今のところ音楽を4,5時間再生し続けて問題は起きていません。前は1,2時間で起きていたので改善しているかと。
とりあえずこの状態で様子を見て、また結果を報告したいと思います。
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