HPの調査によると、市場で販売されているスマートウォッチの10製品に何らかのセキュリティホールがあるそうです。
盛り上がりを見せつつあるスマートウォッチですが、少し水を差されることになるでしょうか。
通信が保護されていない
この調査によると、販売されているスマートウォッチのうち90%は、傍受できる状態で通信されているそうです。
また、70%はスマートフォンとの間で暗号化せずに通信を行っており、30%はパスワードが簡単に推測できるうえにアカウントロック機能がない等が原因で乗っ取られる可能性があるそうです。
さらに、20%に至っては本体が盗まれた際に内部のデータが盗まれてしまう状態にあるとか。
10製品が具体的にどの製品であるかについては明らかにされていませんが、おそらくメジャーどころの製品なのでしょう。ちょっと買うのを躊躇してしまいますね。
スマートウォッチ内には重要な情報が満載
スマートウォッチ内には名前や生年月日、身長体重、性別等の重要なデータが満載です。
さらに、これからいろいろなアプリが搭載されるようになるとより重要な情報も中に取り込むことになると思います。
それにもかかわらず、市場のほとんどのスマートウォッチがセキュリティに無頓着というのはゆゆしき状態です。
スマートウォッチこそ生体認証が必要?
スマートフォンは遠隔操作でのロックや、生体認証等、中の情報を守る仕組みがいろいろ実装されています。
スマートウォッチにも同等以上の仕組みが必要になってくるのではないでしょうか。
せっかくずっと体につけているものなので、生体認証が便利な気もします。
便利さと安全性は裏表の存在と思うので、スマートウォッチの便利さを損なわない仕組みを取り入れてほしいものです。
また、これからスマートウォッチを買うにあたっては、セキュリティへの対応具合も購入基準の1つになるかもしれません。
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