MM総研によると、今年3月末時点でのMVNOの契約数が前年比約2.1倍に増加したと発表されました。
格安SIMが盛り上がっていることを示すデータですね。
モバイル市場全体のシェアも増加
モバイル市場全体に占める割合も7.8%増加し、17.2%となったようです。
格安SIMの契約数は前年比1.9倍の326万件になったとか。
増加率はビッグローブが首位
事業者別では、ビッグローブが2.6倍増加し、首位だったようです。イオンと組んで格安スマホのセット販売を始めたのが効いたとか。やっぱり日ごろから人々に近いところで売れると強いということを示していますね。
2位はIIJで2.1倍、3位はOCNモバイルONEで80%の増加だそうです。
まだまだ氷山の一角だが
シェアが倍増したとはいえ、3大キャリアに比べるとまだまだ小さな数です。
しかしながら、イオンのスマホをはじめとして、かなり一般の認知度が上がってきた感があります。
MM総研の予測でも、2016年3月末に540万回線、2017年3月末に790万回線に増加するとしています。
新しい格安SIM事業者の台頭
今のところは、OCNモバイルONE、IIJ、ビッグローブの順にシェアが高いようですが、楽天モバイル、NiFMO、UQ Mobileといった新顔も順調にシェアを伸ばしています。ますます競争が激化していきますね。
逆にシェアを落としたのがb-mobile。確かに、魅力的なプランもなく安いわけでもないので、ちょっとつらそうだなとは思っていました。格安SIMの先駆けともいえる事業者なので頑張ってほしいです。
真っ向勝負よりも多様化を
今のところ、各格安SIM事業者は価格と通信容量で真っ向勝負を行っている感があります。しかしながら、これでは雨後の竹の子のように出てくる事業者間で消耗戦になる可能性が高いです。
横並びのプランは3大キャリアで十分なので、小回りの利く格安SIM事業者にはぜひサービスの多様化を望みたいです。たとえば、平日は全然使わないけど休日は使う人のためのプランとか、回線が混み合う時間は遅いけどLTEがフルスピードで使い放題のプランとか。
ただ「安い」だけでは立ち行かなくなることは明らかだと思います。魅力的なプランを、我々の手に!
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