パナソニックがやっているMVNOのWonderlinkが料金プランをリニューアルし、低速でも700kbpsのプラン等を追加しました。
700kbpsが常に確保できるのであれば、動画を見る等の用途でなければ十分かもしれませんが、果たしてそのような用途に最適なプランなのでしょうか?
プランの内容
低速時に200kbpsと700kbpsの2つの料金プラン体系
Wonderlinkは月間データ容量を使い切った後の通信速度が200kbpsのLTE Iシリーズと700kbpsのLTE Fシリーズの2つのプラン体系となっています。
LTE Iシリーズは月間3GBのプランが890円、5GBが1460円、7GBが1870円となっています。これらを使い切ると送受信速度が200kbpsに制限されます。
一方、LTE Fシリーズは月間1GBのプランが1580円、7GBのプランが2480円とLTE Iシリーズに比べると少々お高めですが、月間データ量を使い切っても送受信速度が700kbpsとなります。
いざという時でも700kbpsで通信できるのはうれしいですね。
24時間の通信量が1GBを超えると速度制限があるかも
ただし、LTE Fシリーズであっても、24時間の通信量が1GBをこえると速度制限がかかる可能性があるそうです。
そうすると、この回線を固定インターネットの代わりとして使うのは難しそうですね。
9月30日までに申し込むと安い
キャンペーンとして9月30日までに申し込むと、LTE Iの3GBプランが月額700円、LTE Fの1GBプランが1400円で12か月利用できるそうです。
ただし、この場合は最低利用期間が11か月/12か月割り当てられるそうで、途中解約は7680円かかるとか。
700kbpsのプランは安い?
LTE Fの1GBプランは前述のとおり1580円/月です。
一方、業界最安をうたっているのDMM mobileは5GBで1270円/月、7GBで1880円/月です。
データ通信量を多く使う場合、多くは動画等の重いコンテンツを使う場合だと思いますが、その場合は700kbpsでも足りなくなるのではないでしょうか?
そうすると、同じ値段でより通信データ量が多いプランを選んだほうがいいような気もします。
700kbpsのプランの存在価値とは?
そうなると、1GBまでは速く、それ以降は700kbpsになるプランの存在価値がいまいちわかりません。
中途半端に1GBの高速通信があるより、1GBすらなく、最初から最後まで700kbpsだけど安いようなプランのほうがいいような気がします。
定額音楽ストリーミングサービスに最適?
WonderlinkとしてはApple MusicとかAWA、LINE MUSIC等の定額音楽ストリーミングサービスに最適とうたっていますが、どうなんでしょう。
オフラインを一切使わずにがっつり音楽を聴くと1GBなんてすぐに超してしまうでしょうし、オフラインを使うなら200kbpsでも何とかならないこともないです。
最適をうたうなら、やはり1GBもなしで、月に500円とか激安で出してくれたらかなりうれしいのですが。現状の1580円はちょっと高い印象を受けます。
既存には良いのがないのでいい視点ではある気がすする
OCNモバイルONEには15GB/月という縛りはありますが、最初から最後まで500kbpsで通信できるプランがあります。このプランは1800円/月なので、LTE Fの1GBプランに比べて高いし遅いしでいいところがありません。
ぜひ最初から最後まで700kbpsのプランの検討をしていただきたいですね。高速通信が必要な場合はクーポンで対処するとかで。
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