超音波を使った指紋センサーでボタンのないiPhoneやスマートフォンが登場？

指紋センサーはiPhoneに搭載されたり、Android Mで公式サポートされるなど、ロック画面を解除する簡単な手段として普及しつつあります。

しかしながらこれまでの指紋センサーは専用の指紋読み取りデバイスを必要としており、そのためのスペースをスマホ上に設ける必要がありました。

Sonovationという会社が開発した技術を使えば専用の読み取りデバイスを置くことなく指紋読み取りが可能になるとか。これによりボタンレスのiPhoneが実現可能になるようです。

超音波を使った指紋読み取り

Sonovationの技術では、超音波を使って指紋を読み取ります。

指がぬれていても、乾いていても、脂ぎっていても正確に3次元スキャンが可能だとか。

すごい技術ですね。

さらにすごいところは、この超音波による読み取り器は、ゴリラガラス(Gorilla Glass)の下に埋め込むことが可能なところです。

これは何を意味しているかというと、iPhoneのホームボタンを無くすことができるかもしれないということです。

これまでiPhoneのホームボタン上に置いてあり、ある意味そのためにホームボタンを物理ボタンにしておく必要がありました。

この技術を使えば、ホームボタンをディスプレイ上の仮想的なボタンにしてしまうことが可能になります。

物理ボタンのほうが安心ということもありますが、ホームボタンがなくなればディスプレイに割ける面積が増えるので、より小さなスマホにも、より大きなディスプレイにもすることができるようになります。

今のところリークされている画像を見る限り、iPhone 6Sには物理ホームボタンが搭載されるようです。

すぐにこの技術がiPhoneに使われるということはありませんが、Androidにはあるかもしれません。

GoogleはAndroid Mで指紋によるロック解除を公式にサポートしています。

この流れでAndroidに指紋センサーが当たり前のように搭載されることは想像に難くありません。

ロック画面の解除は虹彩読み取りといった方向性もあり、指紋が標準になるかはわかりません。

ともあれ、簡単で安全な解除はぜひともほしい機能です。

まずはAndroid Mを搭載したスマホの動向を要チェックですね。