アップルが発表した2015年第3四半期の決算によると、2014年7月から2015年6月のiOSデバイス(iPhone,iPad等)の売り上げ台数が約3億台に達したそうです。
なんとこの台数はWindowsパソコンの売り上げ台数とほぼ同じだとか。
いかにiOSデバイスがたくさん売れているかを示していますね。
頭打ちのWindowsパソコンと伸び続けるiOSデバイス
出典はこちらのツイートです:
Windowsパソコンの売り上げ台数が頭打ちで、だんだん下がっているのに対し、iOSの売り上げ台数が急速に伸びているのがわかります。
おそらく来年には簡単に抜き去っているのでしょうね。
1社で多数のPCメーカー以上の台数を売るアップル
このデータのすごいところは、まず、Windowsパソコンは多数のメーカーで作っているのに対し、iOSデバイスはすべてアップルが作っている点です。
パソコン業界はもはや限られたパイを分け合っているような状態なのに対し、アップルは独自のエコシステムで自身のデバイスをどんどん売っています。
おそらく、従来はWindowsパソコンの市場であったところをどんどん食っている側面もあるのでしょう。
値段の下がり続けるWindowsパソコンと高値安定のiOSデバイス
さらにすごいのは、Windowsパソコンは売値がどんどん下がっているのに対し、iOSデバイスは高値で安定し続けているところです。
Windowsパソコンは今や安いものは2万円台は当たり前、1万円台のものもあるような状態です。
これに対し、たとえばiPhoneは8万円ほどはしますし、iPadも4万円ほどはします。
すでにWindowsよりもiOSデバイスのほうが価格が高いともいえる状態です。
それにもかかわらずWindowsパソコンの台数は減り、iOSデバイスの台数は急速に増えています。
儲けも出しながら成長を続ける、まさにアップルの強さが出ていますね。
Androidは2012年にすでにWindowsパソコンを抜いている
ちなみに、Androidデバイスはすでに2012年の時点でWindowsパソコンの台数を抜いていたそうです。
さらに、世の中に存在するデバイス数でも、Windowsパソコンの15億台に対して、Androidはすでにこの台数を超えているとか。
iOSがこの数を抜く日も近いでしょうね。
Windows 10でのパソコンの巻き返しはあるのか?
このままではWindowsがじり貧なのはマイクロソフトもわかっており、そのためにWindows 10を無償でアップグレードしようとしているのでしょう。
とはいえ、Windows 10に何か画期的な機能があるかというと今のところそうでもありません。
パソコンとスマホの連携とか、そういった点でWindows 10が魅力を出していければまだ巻き返しは可能だと思うのですが。
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