Mobileburnによると、アップル以外のスマートフォンメーカーはほとんど利益を出せていないそうです。
競争がし烈とはいえ、厳しい現実です。
Androidの中で利益を出しているのはサムソン、LG、Xiaomiのみ
この時期では主要なスマートフォンメーカーのうち、利益を出せているのはサムソン、LG、Xiaomiのみだということです。
LGとXiaomiに関してはほとんど0に近く、利益と呼べる利益は出ていないとか。
また、ソニー、モトローラ(Lenovo)、マイクロソフト、HTCに関しては大きな損失を出しているそうです。
アップルが一人勝ち
そんな中、アップルが利益の面では一人勝ちをしています。
スマートフォン1台当たりの利益は、Androidの中で最も利益が出ているサムソンで約4000円だそうですが、アップルはなんと1台当たりの利益が約22000円だそうです。
以前にもアップルが利益を独占しているという記事がありました。
改めて1台当たりの利益で見ても圧倒的な強さが見て取れます。
マイクロソフトも赤字
マイクロソフト(旧ノキア)も残念ながら赤字です。
1台当たりの損失は約9,000円で、売れば売るほど大きな赤字が出るという状況です。
Windows 10 Mobileで巻き返しを図ろうとしていますが、収益も改善しないとこの事業を続けていくのは苦しいかもしれませんね。
コモディティー化はしているけど勝ち負けははっきりしている
スマートフォンが普及し、機能があまり変わらなくなり、コモディティー化してきたといわれています。
しかし、収益に関しては大きく差がつく形となっています。
プラットフォームという意味ではAndroidが圧倒的ですが、アップルの収益での強さはかなりのものです。
アップルは高級路線1本ですので世の中のスマートフォンがすべてアップルになることはないかもしれませんが、Androidスマートフォンメーカーは再編が進んでいくかもしれません。
また、マイクロソフトがWindows 10 Mobileの登場で今の状況をどれだけ改善できるかもこれからのスマートフォン業界を占ううえで重要なカギになるかもしれません。
コメント