MMD研究所によると、2015年10月現在、MVNOをメインで使うユーザーの割合は3.9%にとどまっているそうです。
まだまだ普及していない現実が見えます。
前年比倍ではあるけど
この調査によると、いわゆる格安SIMをメインで使っているユーザーの割合は、前年同期の1.9%に対し、3.9%と倍増したそうです。
この割合は、Y!mobileの2.9%よりは大きいですが、docomoの38.9%、auの32.7%, Softbankの21.4%に比べるとかなり小さい割合であるといえます。
さらにMVNOを起こっている会社はたくさんありますので、1社ごとでみるとかなり小さいシェアになるものと思われます。
まだまだMVNOがメイン用としては普及していないという実態が見て取れます。
SIMとスマートフォンを別で購入するユーザーが多い
格安SIMで利用しているスマートフォンをどのように手に入れたのかという調査委に対しては、SIMフリーのスマートフォンを新品で個別に購入したユーザーの割合が34.6%でトップだそうです。
ある程度知識があって能動的に端末やキャリアを選ぶことができるパワーユーザーが先導しているといえるのではないでしょうか。
一方、MVNO各社が導入し始めている端末とSIMをセットで購入した人の割合は22.1%にとどまり、キャリアの24か月縛りがいやでMVNOに移行したユーザーが多いことを示しています。
また、以前から使っていたAndroidスマートフォンを使っている人も16.1%おり、月々の料金を安くしたいという人が多いことを示しています。
MVNO市場は立ち上がったばかり
いわゆる格安SIMの市場はまだまだ立ち上がったばかりです。
3.9%しかメインで使っているユーザーがいないということはまだまだこれから発展する余地があるとも言えます。
特徴あるサービスを打ち出していけば、価格勝負だけにこだわらずともシェアを伸ばしていけるのではないでしょうか。
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