Crucialの公式SSDユーティリティーであるStorage Executiveがアップデートされました。
これによりWindows 10に公式対応したようです。
Momentum Cacheが使えるようになったうえに新機能も追加されています。
Storage ExecutiveとMomentum Cacheとは
Crucial Storage ExecutiveはCrucial社製のSSD向けの公式ユーティリティーです。
SSDの現在の状態の確認や、ファームウェアのアップデートに使用することができます。
今のところ以下のようなSSDに対応しています:
- M500
- MX100
- M510
- MX200
- M550
- BX100
- M600
- M500
- M500DC
- M550
- M510DC
- P400M
中でもMomentum Cacheと呼ばれるキャッシュ機能は、SSDのアクセス高速化のほか、寿命を延ばすこともできる素晴らしい機能です。私の環境では10倍以上に高速化されました。
Windows 10でMomentum Cacheが使用不可に
しかしながら、Windows 10にアップデートした際、まだStorage ExecutiveがWindows10に公式対応していなかったため、強制的に無効化されてしまいました。
バージョン 3.24 へのアップデートでMomentum CacheがWindows 10に対応
ついにStorage Executiveがアップデートされ、Windows10に対応しました。
右にあるホワイトペーパーを見るとまだ対応していないように見えますが、インストール後に見えるREADMEを見ると公式対応しているようです。
Momentum Cache(一時キャッシュ)の設定を見てみると、「お使いのブートドライブ上で一時キャッシュを有効化することが推奨されます。」とあり、CrucialとしてはONにすることがお勧めのようです。
有効にしてやると再起動が促されるので再起動します。
この通り、Windows 10でもMX100のMomentum Cacheが有効化できました。
「オーバープロビジョニング」機能が追加
さらに、バージョン3.24では「オーバープロビジョニング」と呼ばれる機能が追加されています。
こちらのサイトによると、SSDの消去処理を高速化するための領域のようです。
有効にした方がいいようなので有効にしようとしましたが、どうも最初からそれようのパーティションを確保しておく必要があるようです。
オーバープロビジョニング機能ではまった
当然空きパーティションなどないので、パーティションを切りなおそうとしてみました。
Windows10についているパーティション管理ツールだとうまくいかなさそうなので、EaseUS Partion Master Free 10.8を使ってみたのですが、これが間違いでした。
パーティションの切り直しが終わってさあ再起動、と思ったらなぜかVAIOのリカバリーツールが立ち上がる。。。これはブート関連が壊れたか!?
VAIOはどうも特殊なディスクのパーティションになっているらしく、ディスクを丸ごとバックアップするソフトもうまくいかず、結局クリーンインストールしました。
同じようにパーティションの切り直しも動的にはうまくいかないようです。。。
泣きそうになりながらバックアップから復元し、2週間前の状態に戻すことができました。甘く見ていましたが、やはりこういう作業の前にはバックアップが必要ですね。
オーバープロビジョニングはあきらめたけどMomentum Cacheは快調
そんなわけで、現状オーバープロビジョニングはあきらめています。再びクリーンインストールする機会があったら試してみようかなと。
幸い、Momentum Cacheは快調に動いていますので、これでSSDの寿命が少しでも延びてくれれば、と思います。
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