MVNOを使っているユーザーにとっての悩みの種の一つが月々のデータ通信量です。
mineoがそんな悩めるユーザーに新しいサービスを提供し始めました。
なんと赤の他人とデータ通信量を分け合うことができます。
余ったデータ通信量を寄付し、足りないときに引き出す
このサービスは「フリータンク」と呼ばれています。
データ通信量(パケット)をためておくタンクがあり、そこにユーザーは余った通信料を寄付することができます。
また、月末になってデータ通信量が足りなくなった場合はそこからデータ量を引き出すことができます。
これにより、タンクを通してデータ通信量をシェアし、赤の他人とデータ通信量を分け合えるという仕組みです。
引き出しは毎月21日~末日まで、月に2回、合計1GBまで
データ量が足りない場合の引き出しには制限があります。
- 毎月21日~末日
- 月に2回まで
- 月に合計1GBまで
無制限に引き出されると通信料が爆発する可能性があるでしょうから制限は必要でしょうね。
合計で1GBまでということなので、どうしても高速通信が必要で困った際には役に立ちそうです。
寄付は月に10GBまでいつでも可能
寄付する側の制限は緩いです。
月に10GBまでという制限のほかは特に制限がありません。
コミュニティサイト「マイネ王」への登録が必須
この機能を使用するにはコミュニティサイトである「マイネ王」に登録する必要があるそうです。
会員登録自体は無料らしいのでとりあえず登録しておくのもありかもしれません。
コミュニティサイトには投稿やコメントをすることができ、そこで10MB単位で自分のデータ通信量を10MB単位でプレゼントすることができるそうです。
この機能は「チップ」と呼ばれているそうですが、特定の個人あてにプレゼントすることもできるということですね。
データ通信量を寄付する側にメリットがない
このサービス、大変面白い試みだとは思いますが、データ通信量を寄付する側にメリットがないのが気になります。
もちろん、どうせ月末で消えてしまうデータ通信量だから寄付しようという善意はあると思いますが、何かしらの見返りがあってもいいのではないかと思います。
たとえば、
- 寄付したデータ通信量の1/10相当の料金をキャッシュバックする
- 寄付したデータ通信量の1/3を翌月に繰り越せる(翌々月以降でも繰り越し可能)
とかのメリットがあれば喜んで寄付するのではないでしょうか。
まあ、mineo側としては寄付されるとそれだけデータ通信量が増え、帯域が圧迫され、ユーザーの不満につながるのであまり寄付してほしくないというのが本音なのかもしれません。
いずれにせよ、このような小回りのきくMVNOならではのサービスは大歓迎です。
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