オラクルとGoogleの裁判のため、Googleの利益に関していろいろな情報が公開されています。
その中で興味深いのがGoogleがこれまでにAndroidで稼いだ収入の額です。
かなりの額を稼いでいるのですが、なんとアップルはその額をたった4か月で上回るそうです。
これまでにAndroidで3兆1000億円を稼いだGoogle
9To5 Macによると、Googleはこれまでに3兆1000億円の収入をかせぎ、2兆2000億円の利益を上げているそうです。
この数値はオラクルとGoogleの裁判の資料として出されたものだそうです。
スマートフォンのシェアでトップを走るAndroidだけあって、かなりの額を稼ぎ出していることがわかります。
アップルは2015年6月~9月でそれを上回る
しかし、アップルはさらにすさまじいです。
なんと、2015年6月から9月の4か月だけでアップルはiPhoneからGoogleを上回る3兆2000億円を売り上げているそうです。
スマートフォンメーカーとして圧倒的な利益をあげているアップルだけあります。
ハードウェアを作っているかどうかが大きい
この差はやはりハードウェアを作っているかの違いが大きいそうです。
アップルはiPhoneのハードウェアをすべて自社で製造しています。このため、iPhoneとして売っている端末の収入はすべてアップルのものになります。
一方、GoogleはAndroidの中のほんの1部のハードウェアしか作っていません(NexusとPixel C)。このため、いくらAndroidのシェアが高くても、端末の販売がGoogleの直接的な利益になりません。
アプリストアの利益でもアップルはかなりの利益を上げる
しかし、ハードウェアだけでなく、アプリストアの売り上げでもアップルはかなりの利益を上げています。
アップルは少なくとも1兆7000億円の売り上げをアプリストアであげているそうです。
つまり、ハードウェアが収入の大変を占めているわけではなく、ソフトウェアでもかなりの売り上げがあることになります。
圧倒的な利益のアップルとシェアで勝るGoogle
アップルの売り上げはすさまじいものがあり、ビジネスとしてはアップルが勝者といえそうです。
一方、スマートフォンのシェアでは圧倒的に勝ることから、そこから利益をあげるGoogleも勝者なのでしょう。
ここにWindows 10 Mobileをリリースしたマイクロソフトがどう絡んでくるか、今年はそこが興味深くなりそうですね。
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