アップルが昨年発表したiPhoneアップグレードプログラムは月々一定の金額を支払うことで常に最新のiPhoneが手に入るというものです。
このアップグレードプログラムによって250万台のiPhoneをアップルが売ったそうです。
iPhoneアップグレードプログラムとは
iPhoneアップグレードプログラムとは、月々約4,000円から約5,200円を支払い続けることで、常に最新のiPhoneが手に入るというものです。
新しいiPhoneが1年ごとにリリースされるとすると、約48,000円で最新のiPhoneが買える計算になります。毎年iPhoneを買い替えるヘビーユーザーにはありがたいプログラムです。また、AppleCare+も付帯されるのでさらにお得です。
しかも、アップルがやっているプログラムなのでSIMロックフリーのiPhoneが手に入ります。残念ながらこのプログラムはアメリカのみでの提供です。日本でも同様のサービスをauなどがやっていますが、維持費を抑えるという意味ではSIMロックフリーの方がありがたいです。
全iPhone 6sの売り上げの3%~5%に相当
Apple Insiderによると、このiPhoneアップグレードプログラムを使ってこれまでに購入されたiPhoneの台数は約250万台だそうです。
そして、これはiPhone 6sの売り上げ台数の3%~5%に相当するそうです。
思ったよりも低い値ではないでしょうか?
iPhoneアップグレードプログラムの普及には時間が必要?
この低さの理由について、
- まだ従業員がiPhoneアップグレードプログラムをどのように消費者にすすめるか十分に学んでいない
- 多くの消費者はキャリアとの契約を長期間しており、iPhoneアップグレードプログラムの利益を十分に理解できていない
- 多くのキャリアが2年契約で消費者を縛っており、消費者がiPhoneアップグレードプログラムに移行したくてもできない
と考察されています。
毎年iPhoneを買い替え、AppleCare+をつける消費者にとっては利益が多いiPhoneアップグレードプログラムですが、確かにすぐに乗り換えられるものではないのかもしれません。
iPhoneの買い替えサイクルが短くなる?
記事によると、このiPhoneアップグレードプログラムがiPhoneの買い替えサイクルを短くする可能性があるそうです。
現状はアメリカでは平均22か月でiPhoneの買い替えが行われているそうですが、これが4年間で15か月になるのではないかと予想されています。
確かに、iPhoneアップグレードプログラムに乗っかってしまえば、あとは毎年iPhoneが買い替えられることになりますので、この方式が普及すればあり得ない話ではないかもしれません。
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