一時の勢いがなくなったといわれて久しいiPhoneですが、それを裏付けるデータが出てきました。
2016年第2四半期のiPhoneの売り上げ台数が1年前に比べて20%近く落ち込んでいるそうです。
iPhone 7で巻き返すことはできるのでしょうか?
800万台の落ち込み
Apple Insiderによると、2016年4月から6月のiPhoneシリーズの売り上げ台数は3,950万台だったそうです。
1年前の2015年4~6月には4,750万台の売り上げがあったため、800万台もの売り上げ減となっています。
代り映えのしないiPhone 6sシリーズを敬遠?
この理由として、iPhone 6sシリーズがiPhone 6シリーズから比べて大して変わらない見た目や機能となっていることと、スマートフォン市場の成熟が進んで成長が難しくなっていることが挙げられています。
確かに、今や機能面でいえばもっと安いAndroidスマートフォンでもほとんど変わらないか優れているところもあります。これまでアップルが作り上げてきたiTunesやアプリをはじめとするエコシステムは健在ではありますが、それだけでは成長を維持できないのは確かなのでしょう。
iPhone 7に期待できる?
こうなるとiPhoneファンの注目はiPhone 7に集まります。果たしてiPhone 7で事態を打破できるのでしょうか?
残念ながら、もう「スマートフォン」としてできることはもうほとんどないのではないかと思います。入れば便利な機能はいろいろあるのでしょうが、それらはおそらくすべての人に必要なものではなくニッチなもので、最初にiPhoneが登場した時のような革新的なものとはならないのではないでしょうか。
一方、VRやウェアラブルデバイスという点ではまだまだ革新の余地があるかもしれません。VRは立ち上がったばかりですし、代表的なウェアラブルデバイスであるスマートウォッチはよく言って鳴かず飛ばずです。
こういった分野でこれまでになかったようなデバイスを登場させ、それとの連携ができるiPhoneがあればもう一度ブームが起こせるのかもしれませんね。
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