BlackBerryが独自のOSを捨ててAndroidをOSに採用してからしばらくたちます。
新しいAndroidベースのBlackBerryスマホのうわさが出てきました。
フラッグシップのArgon(アルゴン)とミドルレンジのNeon(ネオン)です。
独自OSを捨て、Android上でのセキュリティーの高さを売りにしたBlackBerry
BlackBerryといえば一時はスマートフォン市場を独占するほどのシェアを持っていました。
それが、iPhoneやAndroidとの争いに負け、シェアを一気に落としていました。
そこでBlackBerryがとった策がAndroid OSの採用です。
しかし、ただAndroidを採用するだけではなく、エンタープライズ向けにセキュリティの高さを売りにするという路線をとっています。
フラッグシップ機となるBlackBerry Argon
そんなBlackBerryが新たにリリースするといわれているスマートフォンが2機種あります。
そのうちの1つがArgon(アルゴン)です。
今のところ出てきているスペックは以下の通りです:
CPU | Snapdragon 820のクロックダウン版? |
RAM/ROM | 4GB/32GB |
ディスプレイ | 5.5インチ@2560×1440ピクセル(Quad HD) |
カメラ | 2,100万画素/800万画素 |
バッテリー | 3,000mAh |
その他 | 指紋センサー、USB Type-C、QuickCharge 3.0 |
BlackBerryにもかかわらず、物理キーボードが非搭載です。これは噂ですが、BlackBerryはAlcatelが作っているIdol 4Sというスマートフォンを外装だけ変えてArgonとするとか。もはやハードウェアではなく、ソフトウェアやソリューションに注力するというのは正しい選択かもしれません。物理キーボードがないのはさみしいですが。。。
発売は2016年の10月といわれており、価格は600~700ドルだそうです。日本円で70,000円前後でしょうか?BlackBerry PRIVよりも安いようです。
ミドルレンジのBlackBerry Hamburg/NEON
もう1つの新機種がミドルレンジといわれているNEON(ネオン)です。Hamburgとも呼ばれているそうですが、フラッグシップがArgonなので、なんとなくNEONの方がしっくりきますね。
CPU | Snapdragon 615 or 617 |
RAM/ROM | 3GB/16GB |
ディスプレイ | 5.5インチ@1920×1080ピクセル(FullHD) |
カメラ | 1,200万画素/700万画素 |
バッテリー | 2,610mAh |
その他 | USB Type-C、QuickCharge 3.0 |
こちらは物理キーボードはないようです。スペックもArgonから見ると一段落ちるものとなっています。こちらもAlcatelのIdol 4というスマートフォンの外装だけ変えたものだとか。
その代わり価格も安く、300~400ドルといわれています。日本円で35,000円前後でしょうか?
発売日に関しては正確な情報がないそうですが、今後数ヵ月の間にでるかも?とのことです。
個人が使う分にはBlackBerryを選択する必要はない?
上で述べたように、新しいBlackBerryの端末自体はAlcatelのものとまったく同じようです。それを考えると、セキュリティーが非常に強固であることをのぞまなければAlcatelのものを買った方が安く買えるのかもしれません。
しかしながら、スマートフォンそのものでの差別化が難しくなっているので、端末自体ではなくソフトウェアやソリューションで差別化をはかろうとするBlackBerryの戦略は正しいような気もします。
どの程度これらのスマートフォンが受け入れられるのか、セキュリティーという点にどれだけ需要があるのか、興味深いです。
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