Windows10がリリースされてからかなりの時間が経ちました。
しかしながら、相変わらずWindows10はシェアトップとはなっていないようです。
首位は、なんとあいかわらずWindows7だそうです。
50%近くのシェアを持つWindows7
MSPowerUserによると、2016年10月時点でのPC向けOSのバージョン別使用率は以下のようになっているそうです:
バージョン | 2016/10 | 2015/10 |
Windows7 | 48.38% | 55.71% |
Windows10 | 22.59% | 7.94% |
Windows8.1 | 8.4% | 10.68% |
Windows XP | 8.27% | 11.68% |
Mac OS X | 2.74% | 5.63% |
Linux | 2.18% | 1.57% |
Windows8 | 2.17% | 2.54% |
まず目につくのはWindows7の強さです。一年前の過半数よりはシェアを落としていますが、相変わらず半分近くのシェアを占めています。
Windows10は1年間でかなりシェアを伸ばしていますが、劇的といえるような増加にはなっていません。
Windows10は魅力を十分アピールできていない?
無料でのOSアップグレードを行ったにもかかわらずWindows10はいまいちシェアを伸ばし切れていません。
私もWindows10を使っていて思うのですが、どうしてもWindows10でなくてはならない、あるいはWindows10にしたいという要素が見当たりません。
確かに細かい点では便利になったとか、改善されたというところもあるのですが、一方で過去の記事にも書いた通りうまく動かないというところが多すぎて逆に困っています。
一方、Windows7のパソコンも相変わらず日常的に触っているのですが、Windows10だったらいいのにな、と思うことはほとんどありません。
もちろん、セキュリティーパッチの提供は古いOSは打ち切られていくので新しいOSを使うべきではあるのでしょうが、そういったことを気にしないユーザーにとってはアップグレードの価値を見出せないのでしょうね。
マイクロソフトはWindows10をパソコンやスマホをはじめ、IoTデバイスにも展開していく計画を発表しています。しかしながら、スマホ市場はどんどんシェアを落としている始末で、なかなか苦しい状態です。
幸い、2-in1 と呼ばれるパソコンのカテゴリでは好調のようですが、Windows10で市場を独占する計画はなかなか苦しそうです。
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