スマートウォッチ市場のシェアはFitbitとアップルという2つのメーカーが1位と2位を長らく占めていました。
しかしながら、2016年第4四半期についに中国メーカーがランキングに変化を与えています。
出荷台数がほぼ2倍になったXiaomi
IDCのデータによると、2016年第4四半期のスマートウォッチのメーカーごとの出荷台数は以下のようになっています(出荷台数の単位は百万台):
メーカー | 2016/4Q | 2016/4Qシェア | 2015/4Q | 2015/4Qシェア | 変化率 |
Fitbit | 6.5 | 19.2% | 8.4 | 29.0% | -22.7% |
Xiaomi | 5.2 | 15.2% | 2.6 | 9.1% | 96.2% |
アップル | 4.6 | 13.6% | 4.1 | 14.1% | 13.0% |
ガーミン | 2.1 | 6.2% | 2.2 | 7.6% | -4.0% |
サムソン | 1.9 | 5.6% | 1.4 | 4.7% | 37.9% |
その他 | 13.6 | 40.1% | 10.3 | 35.5% | 32.1% |
合計 | 33.9 | 100.0% | 29.0 | 100.0% | 16.9% |
まず目立つのがXiaomiの躍進です。2015年第4四半期比で出荷台数がほぼ倍になっており、ランキングも2位になりました。
スマートフォンでも成長著しい中国メーカーですが、スマートウォッチでも存在感が増しています。
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Xiaomiとアップルにっシェアを食われるFitbit
一方、これまで首位を保ってきたFitbitは非常に苦しい状況となっています。
2016年第4四半期の出荷台数は650万台と、前年同期から200万台近く減らしています。同社によると、クリスマスシーズンの需要が想定よりも低かったとのことですが。。。
首位のFitbitと2位のXiaomiの差は130万台であり、近いうちに抜かれてもおかしくない状況となっています。
爆発的に普及はしないものの高成長を続けるスマートウォッチ
上のデータは2016年第4四半期のデータですが、2016年全体でも状況は変わりません。
メーカー | 2016 | 2016シェア | 2015 | 2015シェア | 変化率 |
Fitbit | 22.5 | 22.0% | 22.0 | 26.8% | 2.4% |
Xiaomi | 15.7 | 15.4% | 12.0 | 14.7% | 31.0% |
アップル | 10.7 | 10.5% | 11.6 | 14.2% | -7.9% |
ガーミン | 6.1 | 5.9% | 5.8 | 7.0% | 5.4% |
サムソン | 4.4 | 4.3% | 3.2 | 3.9% | 38.6% |
その他 | 43.0 | 42.0% | 27.4 | 33.4% | 57.1% |
合計 | 102.4 | 100.0% | 81.9 | 100.0% | 25.0% |
ウェアラブルデバイスは爆発的に普及するという話もありましたが、今のところそれほどの人気は出ていないようです。
しかしながら、成長率は25%もあり、十分な成長市場となっています。
有名時計メーカーも続々とスマートウォッチをリリースしていますし、いつの間にか当たり前になるのかもしれませんね。
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