パイオニア SX-S30 の制御のために Qua Tab 01 KYT31 を購入したのでレビュー

何やかんやとSX-S30の音楽再生が止まる原因を調べた結果、スマホの省電力機能が原因らしいことがわかりました。

省電力機能が入っていないPolaroid piguだったら問題ないのですが、さすがにこれで操作を行うのは小さすぎる…。

というわけで代わりのものをいろいろ探した結果、auが出していたタブレットであるQua tab 01 KYT31を購入しましたのでレビューします。

投げ売りされている割に高スペックなタブレット

このKYT31、いろいろなところで投げ売りされていて、中古であれば8000円以下で購入可能です。私は画面が少し割れているものを購入したのでなんと5000円以下でした。新品未使用でも15,000円程度で買えるようです。

投げ売りされるほどしょぼいスペックなのかと思いきや、意外とスペックは高いです。

2015年7月に発売されたものなのでOSがAndroid 5.1と古いですが、ほかのスペックは今でも十分現役で使えます。しかもau回線のLTE対応で、防水防塵機能付き。

タブレットなのでカメラはしょぼかったりしますが、値段から考えると素晴らしいスペックです。

ただ、このKYT31、投げ売りされるには理由があります。

これが売っていた当時、auはQua tab 01としてこのタブレットをスマホとセットで販売していたそうです。販売、というか、無料で抱き合わせていたとか。

このため、結構な数のKYT31が世の中に出回り、在庫豊富となって値段が下がっているようです。

このKYT31には発売当時、致命的な不具合があったそうです。

なんと、ディスプレイが本体からはずれてしまうとか。話によると、接着剤の量を間違えたために起きた問題だとか。。。

どこかのロットのタイミングでは対策されているといううわさもありますが、ディスプレイが突然はずれるリスクはあるようです。

外れたら製造元である京セラが保証期間にかかわらず無料で修理してくれるという話もあります。

そんなリスクはありますが、安いので購入しました。SIMカードは無しの状態ですが、初期化して、au系の設定は飛ばして、普通に使えました。

実際に使った感想は、普通に使えるタブレットという感じです。

私が使っている少し前のハイエンドスマホであるHuawei Mate9に比べれば動作がもっさりすることもありますが、ゲームをやらなければ十分高速です。

アプリのアップデートにやたらと時間がかかる気もしますが、Mate9が非常に高速なだけで、そういえばちょっと前はこんな感じだったなぁと懐かしくなりました。

また、画面も安いタブレットにありがちな1200×800ではなく、1920×1200なので、非常にきれいです。

私の主目的であるパイオニア SX-S30 の制御ですが、まったく問題なくできています。Play-fiの再生もまったく止まりません。Chromecast built-inの再生は相変わらずですが、これは本体の問題っぽいのでしょうがないですね。

難点があるとすると、まず、内蔵ストレージが16GBしかないにも関わらずau系のプリインストールアプリは消せないという点です。無効にすることはできるのですが、消すことはできません。これはもともとau回線とセットで使うことを前提にされていたのでしょうがないといえばしょうがないです。

また、バッテリーの持ちはMate9に比べればよくありません。8インチのディスプレイな上に、省電力機能もないのでしょうがないといえばしょうがないのですが。。。

さらに、最近のようにセキュリティアップデートの重要性が語られる時代ではなかったので、アップデートはとうに終わっています。OSも古いAndroid 5.1なので、セキュリティの面では不安はあります。あまりリスキーなことには使わないほうが良さそうです。

総じて、価格からは考えられないくらい満足度は高いタブレットでした。

ディスプレイが外れるリスクは常に付きまとうのかもしれませんが、この価格ならしょうがない、で諦められるかもしれません。外れたらとりあえずauか京セラに相談するのもありでしょうし。

また、とにかく安いので気軽に使い倒せるというのも利点です。私もケースも液晶保護フィルムもつけずに気軽に使っています。

ガジェットとして1つ買っておいてもいいかもしれません。