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Sonos Amp でハイレゾ音源が再生できない問題はRaspberry pi + I2S DACで解決

Sonos Amp

かなり私の理想に近いアンプであるSonos Ampですが、一番の欠点は今時ハイレゾ音源の再生に対応していない点です。DSDどころかPCMの24-bitも再生できません。しかしながら、Raspberry piとI2S DACを組み合わせればこの問題が解決できるどころか一石二鳥になります。

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Sonos Amp
Sonosのプリメインアンプ、Sonos Ampに関する記事です。

ハイレゾに対応していないSonos Amp

公式HPの情報によるとSonos Ampを含むSonos製品がサポートしている音楽ファイルのフォーマットは以下のようになっています:

  • WAV, FLAC: Up to 1536 kHz
  • ビット深度: 16-bit
  • サンプリングレート: 16,000 Hz, 22,050 Hz, 24,000 Hz, 32,000 Hz, 44,100 Hz, 48,000 Hz

JEITAのハイレゾ音源の定義はビット深度が16-bitより深い、あるいはサンプリングレートが44,100 Hzよりも高いことなので、ほぼ対応していません(厳密には16-bit 48,000 Hzには対応していますが、これをハイレゾというべきか。。。)。

また、フォーマットとしてもDSDには非対応です。

ちなみに、Sonosアプリからの再生を行うと、DSDファイルはそもそも表示されませんし、PCMやFLACの場合は、

「ワルツ・フォー・デビイ[(192kHz/24bit)]」を再生できません -サポートしていないサンプル レート192000 Hzでエンコードされてます。

のように表示されます。

同様に最近話題のAmazon Music HDには対応しているものの、CD音質までの対応でハイレゾには対応していないそうです。

DDFAはハイレゾに対応

Sonos AmpはDDFAと呼ばれるデジタルアンプを搭載していますが、このDDFA自体は内部で35-bit処理を行っておりハイレゾにも対応できるスペックとなっています。

ではなぜSonos Ampはハイレゾに対応しないかというと、おそらくSonosのほかのオーディオ製品との一貫性を保つためではないかと思います。Sonos製品はソフトウェア的にはどの製品も同じことができるようになっているようで、音楽フォーマットについても同じです。Sonos Ampだけここを変えるのは一貫性を崩しサポートやソフトウェア開発の負荷が上がるためではないかと思います。

Raspberry pi + I2S DACをつなげばハイレゾ音源が簡単に再生可能

幸いSonos Ampにはアナログのライン入力がついています。ここに外部のハイレゾ音源再生対応機器をつなげばハイレゾに対応できるはずです。

本来はDDFA自体がI2S入力を持っていてデジタルで処理できるようですが、必ずしもフルデジタルがアナログよりも良いとは限らないところがオーディオの面白いところです。

おすすめなのはRaspberry piにI2S DACをつける方法です。

どのI2S DACを使うかによって価格が変わりますが、安いものなら全部合わせても1万円くらいでできるかと。

私はこのI2S DACを使っています。安いのにDSDがネイティブ再生できて音質も良いです:

Volumioを使えば手持ちの音源をSonos Ampから再生できるようになる

Raspberry piには様々なディストリビューション(OS)が公開されていますが、オーディオ向けとしてメジャーなVolumioを使うと一石二鳥です。

VolumioにはインストールするだけでRaspberry piに刺したUSBメモリやHDDの中身をネットワークドライブとして公開する機能が動きます。Sonos Ampを含むSonos製品はこのネットワークドライブ内の音楽ファイルを再生する機能がありますので、Volumioに刺したUSBメモリなどにハイレゾも非ハイレゾ音源もとにかく入れておけば、非ハイレゾ音源はSonos Ampが勝手に解析してくれて自前で再生できるようになりますし、ハイレゾ音源はVolumioからアナログ入力を介して再生すればいいです。

さらにSonos Ampにはアナログ入力が検知されると自動的に入力を切り替える機能がありますので手間いらずです。

ハイレゾ再生対応自体は検討中

SonosもAmazon Music HDの登場で注目はしているようで、ハイレゾ音源再生対応について検討はしているそうです。上の方法でもAmazon Music HDのハイレゾ音源は再生できないのでやはりSonos Amp自体で対応してほしいところです。

とはいえ、対応したとしてもSonos Amp自体にはUSBポートはないので、NASに音源を置くことになるかと思います。その意味ではRaspberry piで環境を構築しておくこと自体は無駄にはならないかと。

ハイレゾ音源対応できたSonos Ampはますます私の理想のアンプに近づきました。

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