ついにSonosの新世代ソフトウェアであるSonos S2がリリースされました。注目はハイレゾ対応ですが、アップデート後にどうなるか試してみました。
新しいSonosアプリをインストールする必要がある
注意が必要なのは、これまでのSonosアプリはSonos S1 Controllerというアプリになり、これとは別のSonosアプリをインストールする必要があるという点です。
これは、過去のS2に対応できないSonos製品との互換性をとるためで、古いSonos製品を使っている人はそのままSonos S1 Controllerを使い続け、比較的新しい製品を使っている人は新しいSonosアプリを使ってね、というポリシーのようです
具体的な対応製品は以下の記事を参照ください:
新しいSonosアプリをインストールするとバージョンが12.0に
早速新しいSonosアプリを入れたところ、まずはハードウェアのアップデートが促されました。手順に従って実行するとバージョンが12.0にアップデートされます:
新しいSonosアプリの設定は古いものから完全に受け継がれるようで、新たに設定すべき項目は一切ありませんでした(最初にSonosへのログインの必要はあります)。
軽く使ってみた感想ですが、新しいアプリにありがちな重くなるということはなく、むしろ軽くなったかな?という印象すら受けました。
操作は特に変わっておらず、見た目の色使いが変わった程度です。
特に不具合もなく、今まで通り使えます。
肝心のハイレゾ対応は・・・これから?
満を持してハイレゾ対応を確認します。
手持ちの音源を試したところ、以下のような結果になりました:
フォーマット | 可否 |
Flac 24-bit 48kHz | 〇 |
Flac 24-bit 96kHz | × |
Flac 24-bit 192kHz | × |
DSD | 検索結果にすら現れず |
ん?これはハイレゾ対応といえるのか?確かアップデート前もなぜか24-bit/48kHzは再生できていた気もするので何も変わっていない気がします。
気になって調べたところ、海外のニュース記事に、以下の文言がありました:
In the future, the company plans to add support for other high-resolution audio technologies.
おや、S2でハイレゾ対応するというのは最初からじゃなく今後の計画だったのか?そんなこと一言も言ってなかったのに…。
現状は見た目だけの変更だけど
そんなわけで、期待のS2は現状は見た目だけの変更となりました。
Sonos的にはセキュリティを強化しているとのことですが、ユーザー体験としては直接の影響はありません。
ハイレゾ対応の「計画」とやらを信じて待っていたいと思います。
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