7~9月のスマートフォンの売り上げについての統計が発表されました。
それによると、Appleがスマートフォン製造業界の全利益の94%を独占しているそうです。
以前から利益に関しては一人勝ちでしたが、その勢いはまだ続いているようです。
2位に83%ポイントの差をつけての1位
Apple Insiderによると、このアップルの利益は、2位のサムソンに83%ポイントもの差をつけての1位だそうです。
1位のAppleが94%、2位のサムソンが11%です。合計で100%をこえるのは利益ではなく損失を出している企業がいるためです。
さらに、2014年にはAppleの利益は85%だったのに対し、9%ポイントもシェアをのばしています。
逆にサムソンは大きく利益を落としており、2013年には40%以上のシェアであったのに対し、2014年には20%を切り、2015年には11%となっています。
それ以外のスマートフォンメーカーはほとんど利益を出していないか、損失を出している状況です。
Appleの台数シェアは14.5%でしかない
驚くべきは、Appleが占めるスマートフォンの売り上げ台数のシェアは14.5%でしかないという点です。
ほかのスマートフォンメーカーがいかに薄利多売でシェアを保っているかが見て取れます。
Appleの発表によると、AndroidからiPhoneに移った人も30%もいるとのことなので、まだまだ勢いは衰えなさそうです。
勝ち組、負け組どころか独占状態に
台数シェアはともかく、利益を出しているという点ではもはやAppleの一人勝ち状態となっています。
ここからAndroidが逆転するのは容易なことではないかもしれません。
機能や性能の点ではもはやミドルレンジのAndroidもiPhoneもそれほど変わりません。差別化はファッション性やエコシステム、人気といった点にあります。これを覆すのはかなり苦しいかと。
Android陣営はぜひ次のウェアラブル端末との連携という点で独自性を出し、利益を出していってほしいですね。一人勝ちでは面白くないので。。。
コメント