ついにAppleの定額音楽ストリーミングサービスである”Apple Music”が発表されました。
まだ詳細についてはわからないところも多いのですが、特に家族での契約が可能であるところに魅力を感じました。
Apple Musicの特徴
WWDC2015で発表されたApple Musicの特徴は以下のようなものがあります。
iTunesの音楽も手持ちの音楽も一元管理できる
これまでの音楽ストリーミングサービスでは、ストリーミングサービス上にある音楽はそのアプリで、自分でCDをリッピングした音楽は別のアプリで再生するのが普通でした。
もしくは、アプリは1つでも、手持ちの音楽はそのデバイスの中に入れておくことが必要でした。
これに対してApple Musicでは、手持ちの音楽をiCloud上にアップロードすることで、あたかもすべての音楽がApple Music上から再生されているかのように扱うことができるようです。
また、オフライン再生用に曲をダウンロードすることも可能なようで、接続がない場所でも音楽を楽しめるようです。
Siriとの連携
Siriと連携して好みのプレイリストを簡単に作成することが可能なようです。
たとえば、「1994年以降のベストソングを再生して」とか指示できるとか。
アーティストとのより深いつながり
ネットラジオ “Beats 1″というものが利用できるそうです。
このネットラジオでは、各アーティストが独自のページを持つことができ、そこで動画や音楽のアップロードが可能とか。これによって好きなアーティストとのつながりをより深く持てるとか。
Androidアプリが提供される
なんとこの秋にAndroidアプリが提供されるそうです。
これまではAppleのサービスはAppleのデバイスでないと利用できないものが多かったですが、Apple MusicはAndroidユーザーにも開放されるようです。
本気でこの市場を取りに来ているのですね。
家族契約がある
料金は月に9.99ドルなのですが、家族6人までが利用できる14.99ドルのプランがあります。
これまでの音楽聴き放題サービスは一人1アカウントが原則で、家族が全員使いたかったら家族分だけのアカウントが必要でした。家族6人だとすると、たとえ1アカウントが月額1000円でも、月に6000円もかかってしまいます。
それが、家族6人まで使えるディスカウントされたプランが提供されます。
これはなかなか素晴らしいプランであるように思います。どのように家族であることを証明するのかわかりませんが、家族全員がリーズナブルな値段で音楽を好きなだけ楽しめます。
他社もきっと同様のサービスを出してくるのではないでしょうか。
日本でいつ提供される?どれくらいの音楽ラインナップ?
家族契約を始め、様々な魅力があるApple Musicですが、日本での提供がいつ行われるかにも注目したいです。
日本の音楽市場はは音楽ストリーミングサービスに対して閉鎖的で、いまだにSpotifyが上陸していません。そこにApple Musicが果たして他国と同じタイミングでサービスを開始できるのか。
また、提供される音楽ラインナップについても不安が残ります。これまでのMusic UnlimitedやレコチョクBestも、特に邦楽は、新曲はストリーミングサービスでは提供されないことが多かったです。また、そもそもストリーミングサービスにないアーティストも多くいます。その壁をApple Musicが壊してくれることを願います。
iTunesで売っているすべての曲が聴き放題、だったら革新的ですが(笑)
3か月は無料みたいなのでまずは試してみたい
百聞は一見にしかずなので、提供が開始されたらまずは使ってみたいと思います。幸い、最初の3か月は無料とか。
音楽ストリーミングサービスの春がやってきたら面白いと思います。期待したいです。
追記:同様の定額ストリーミングサービスであるAWAのレビューはこちら、LINE MUSICのレビューはこちらにあります。
追記:インドやロシアでの料金が明らかになりました。激安です。
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