BlackBerry(ブラックベリー)がついにAndroidスマートフォンを発表しました。
普通のAndroidスマートフォンにキーボードをつけただけだと差別化にならなさそうですが、BlackBerry PRIVの特徴とは何でしょうか?
セキュリティー関連機能が強化されている
BlackBerryが以前非常に強かったのは、セキュリティー関連機能が強く、ビジネス用途に適していたからです。
9To5Googleによると、この特徴をAndroidスマートフォンであるBlackBerry PRIVにも継承しているとのことです。
具体的には、
- 製造段階で暗号キーをデバイスに入れ、BlackBerryプラットフォームの強固なセキュリティーの土台を構築
- Verified BootとSecure Bootchainによって、ハードウェアに埋め込まれたセ暗号キーを使い、ハードウェアからOS,アプリケーションまで乗っ取られていないことを確認
- リナックスカーネルに独自のパッチを当て、構成を変更し、セキュリティー性を向上
- FIPS 140-2に準拠した暗号化を全ストレージに標準で適用
- ペタバイトもの暗号化されたデータをやり取りする安全なネットワークを構築(BlackBerry Infrastructure)
- 世界の有力な政府機関や企業で実績のあるBES12というモバイル機器管理プラットフォームを使用
という特徴があるそうです。
ただのキーボード付きAndroidスマートフォンではない
つまり、ブラックベリー PRIVはただのキーボード付きAndroidスマートフォンというわけではないということです。
一般ユーザーにはあまり関係ない話かもしれませんが、Androidプラットフォームがビジネス用途にも手を広げるにあたり、この分野で強いマイクロソフトに対抗する切り札になる第一歩といえるかもしれません。
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iPhoneもまだまだこの分野には進出できていないので、GoogleとBlackBerryのコンビがどんどんシェアを伸ばしていけるかもしれませんね。
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