MVNOは料金は安いけど通話料が高く、月当たりの通信量が少ないというのが当たり前でした。
ここにきて各社が通話料が割引されたり、かけ放題だったりするプランを発表しています。
DTI SIMが発表したのもその中の1つです。
月額780円で1回5分の通話が無料の「でんわかけ放題」オプション
通話料に関して発表されたオプションは「でんわかけ放題」と呼ばれるものです。
このオプションを適用すると1回当たり5分までの通話が何回でも無料になるそうです。
ただし、国内向けの通話のみが対象で、海外への発信は無料通話の対象外だったり、5分を超えると30秒があたり20円の通話料が発生するそうです。
素晴らしいのは最低利用期間や契約解除料がないところです。気軽に使うことができますね。
月額通信量無制限かつ3日間の利用制限が緩い「ネット使い放題」プラン
また、データ通信に関しても、月額通信量が無制限である「ネット使い放題」プランを発表しています。
このプランは従来10GBプランであったものを変更したものだそうです。
面白いのは、3日間の通信量が一定量を超えた場合に発生する速度制限の条件を緩和しているところです。MVNOによって違いますが、たとえばIIJmioの場合は366MB/3日、楽天モバイルの場合は540MB3日の通信量を超えると通信速度が低速に制限されます。
DTIのこのプランの場合、「通信量が他の利用者の平均利用量を著しく超えるとき」のみに制限が発生するそうです。目安としては、
- 1日に1~3GBの利用では発生しない
- 帯域利用状況によっては1日3GB以上でも発生しない
そうです。曖昧な表現ではありますが、少なくとも1日当たり9GB、3日で27GBでは制限がかからないということでしょうね。
料金はデータ通信のみで2,200円と意外にリーズナブルです。
安売りが限界、3大キャリアユーザーの取り込みへ?
MVNO業界はどこも最低価格は横並びになっており、これ以上の値下げは難しい状況になっています。
また、これ以上のユーザーを確保するには、あまり知識のないユーザーを取り込む必要があります。これまでのように、「こんな制限があるけど安いですよ」、ではなく、「今までとそれほど変わらないけど安いですよ」、ということをアピールしようとしているのでしょうね。
格安SIMも使い放題プランがあるのが当たり前になっていくのかもしれません。
コメント