Huawei WS5200の購入後レビューその2です。今回は消費電力とWiFiの電波の強さについてレビューします。
Huawei WS5200の実際に購入したレビューを含めた記事は以下のタグを参照ください:
消費電力は低い
まずは消費電力です。スマートプラグにWS5200を接続して測定しました。使用したスマートプラグはこちらです。”smart life”というアプリに対応したものであればどれでもいけるかと。
私はこのプラグでアンプとサブウーファーの電源連動とかやってますが、いろいろと使いどころがありそうなスマートプラグです。
話がそれましたが、こちらが通信を行っていない状態での消費電力です:
電力は2.8Wと低いです。ちなみに、バッファロー(Buffalo)のWSR-600DHPは4Wくらいあったので、前よりも消費電力が下がりました。
通信を行うと当然電力が上がります。WiFiでスピードテストを行い、300Mbpsほどの速度が出ているときの消費電力が5Wほどでした。
AmazonにあるTP-Linkの同じスペック(866+300Mbps)のルーター、AC1200のレビューでは7W~8W消費しているとのことなので、同クラスのルーターに対して少なくとも消費電力が高いということはなく、昔のWSR-600DHPに比べても低いのでそれなりに消費電力は低いのではないかと思います。
前回の記事で本体があまり熱くならないと書きましたが、消費電力測定でこの裏付けが取れました。
LDPCのおかげかWS5200の接続は良好
次に電波強度を比較します。2.4GHz/5GHzの電波をそれぞれ測定するため、バンドステアリングをオフにして測定しています。また、WS5200とWSR-600DHPは隣接しておき、そこから我が家の一番遠い部屋の端っこでAndroidタブレットを使って測定しました。
なお、WS5200のアンテナはたたんだ状態です。私の使用環境としてたたんだ状態で使う予定なのでこうしています。
測定結果を表にまとめるとこうなります。測定したのは電波強度(dBm)とリンク速度(Mbps)です。電波強度は大きいほどいいです(負の値である点に注意)。また、WSR-600DHPは5GHzは11nの300Mbpsまで、WS5200は11acの866Mbpsまでという違いがあるので単純比較はできないかもしれません。2.4GHzは同スペックです。
WSR-600DHP | WS5200 | |
2.4GHz | -70 dBm / 43 Mbps | -56 dBm / 150 Mbps |
5GHz | (接続できず) | -73 dBm / 65 Mbps |
電波強度もリンク速度もWS5200の方が上でした。5GHzの場合はWSR-600DHPは接続すらできないところをWS5200はそれなりにつながっています。2.4GHzでもWS5200は高いリンク速度となっています。
これらの結果からは、WS5200の電波強度は高く、LDPCのおかげかリンク速度も高いようです。
Wi-Fi出力モードの効果はよくわからない
WS5200には設定でWiFi電波の出力強度を制御できます。iPhone/iPadのスマホアプリではWi-Fiモード、Androidのアプリではより狭いWi-Fiカバレッジ、ブラウザではWi-Fi出力モードとなっている機能です(統一してほしい。。。)。
最大、平均、低の3モードから選べます。iPhoneアプリではこれを変えようとすると最大が一番いいよ、というメッセージが出てきます。
変えてみて電波強度や消費電力を測定してみたのですが、結論から言うとどのモードにしても有意な差はみられませんでした。せめて電波強度が変わればセキュリティ重視で飛ぶ範囲を狭めるとか、消費電力が変わればエコのために変えるとかあるのですが、大して変わらないなら最大でいいのではないかと思います。
もしかすると設定の不具合の可能性もあるので、ファームウェアのアップデートとかあればまた試してみたいと思います。
消費電力が低くて電波もよく飛ぶルーター
電力をバカ食いするとか、電波が全然飛ばないということもなく、拍子抜けするくらい普通に使えてしまうルーターです。
さすがは通信機器に強いHuaweiといったところでしょうか。
次回は詳細な設定でどこまで何ができるかについてレビューしていきたいと思います。
(追記): レビュー第3弾です:
コメント