IIJがSIMフリーのスマホ端末を販売開始すると発表しました。
これまではSIMのみの提供でしたが、端末販売により何を見込んでいるのでしょうか。
販売第1弾はファーウェイ(HUAWEI)のP8lite
販売を行うのはHUAWEIのP8liteという端末です。ミドルレンジクラスの比較的シンプルな端末です。
主なスペックは以下の通りです。
部品 | 仕様 |
CPU | 1.2GHz オクタコア(8 cores) |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
ディスプレイ | 5インチ IPS 720×1280 ドット |
OS | Android 5.0 Lollipop |
サイズ | 143 x 71 x 7.7mm |
重さ | 131g |
いまどきのトレンドを押さえた良い端末であるように思います。
価格は28600円
端末セットでないと幅広いユーザーに受け入れにくい
IIJは発表で、「端末とセットで購入したいというユーザーの声」を受けて販売を開始したとしています。
これまでは、MVNOはどちらかというと「わかっている人」向けのものでしたので、どちらかというと端末は自分で用意するから安いSIMだけほしいという顧客が相手であったように思います。
それが、格安SIMとして知名度が上がり、より一般のユーザーにすそ野が広がっていったことによって、端末販売が必要になったものと推測します。
一般のユーザーは、端末とSIMが別であるという認識が薄く、携帯電話端末とSIMはセットであるという認識が強いのではないでしょうか。また、別と分かったとしても、このSIMに適合する端末がどれであるかということがわからず、二の足を踏むことになるのではないかと思います。
端末とセットで販売することにより、IIJのSIMはこの端末を用意すれば使えるという保証にもなりますので、ユーザーにとってもわかりやすいですし、IIJにとってもサポートがしやすくなるのではないでしょうか。
セット販売が当たり前に逆戻りはやめてほしい
この施策により、より多くのユーザーがMVNOを使うのはいいことだと思います。
一方で、せっかくSIMフリー端末が普及してきたというのに、MVNOでもSIMロックが始まったり、あるいは端末の割賦販売により囲い込むのはやめてほしいと思います。
MVNOには3大キャリアにはないやり方を、というのが切なる願いです。
コメント