ついに新しい4インチディスプレイ版iPhoneであるiPhone SEが発表されました。
名前については紆余曲折ありましたが、アップルとしては新しいiPhoneのラインナップとして出したかったのでしょうかね。
スペックは高いのに価格は抑えめとなかなか魅力的なモデルになっているようです。
でも、大画面ディスプレイが主流のスマホ業界にあって、4インチのiPhoneは売れるのでしょうか?
2016年3月1日時点でのiPhone 機種別シェアから考察
その答えはiPhoneの機種別シェアにあるかもしれません。
MixPanelの調査によると、2016年3月1日時点でのiPhoneの機種別シェアは以下のようになっています。
機種 | シェア |
iPhone 6s Plus | 5.14% |
iPhone 6s | 15.27% |
iPhone 6 Plus | 9.01% |
iPhone 6 | 35.36% |
iPhone 5s | 17.95% |
iPhone 5c | 5.27% |
iPhone 5 | 7.01% |
iPhone 4S | 3.48% |
iPhone 4 | 1.48% |
それ以前のiPhone | 0.03% |
このデータを見てまず気づくのは、iPhone 6のシェアの高さです。全iPhoneユーザーの1/3以上はiPhone 6を使っています。いかに大画面のiPhoneが待ち望まれていたかがわかります。
一方で、iPhone 6s/6 s Plusの不調も見て取れます。iPhone 6sとiPhone 6s Plusの両方を合わせてもまだ20%ほどしかシェアがありません。
1年前の同じ時期にはiPhone 6は24.08%、6 Plusは7.57%あったことから考えても売れ行きがいまいちであることがわかります。
1/3以上のiPhoneユーザーはいまだに4インチモデルを使用
本題の4インチ版iPhoneですが、iPhone 5sより古いiPhoneのシェアを合計すると35.22%のiPhoneユーザーはいまだに4インチディスプレイのiPhoneを使っています。
iPhone 6に流れた大画面志向のユーザーが多くいた一方で、小型のディスプレイを望むユーザーも多くいるということなのでしょうね。
iOSがバージョンアップとともに重くなっていることを考えると、結構な数のユーザーがiPhone SEに乗り換える余地は十分ありそうです。
小型ディスプレイのスマホに回帰するか?
もしiPhone SEがよく売れると、Androidにも小型ディスプレイの波がやってくることは十分あり得ます。
Androidにも4インチクラスのスマホはいくつかあります。が、それらは残念ながらローエンドモデルばかりです。
iPhone SEによって性能はハイエンドだけどディスプレイ(==ボディサイズ)は小型というスマホが出てくるかもしれません。
スマホユーザーの全員が大画面で動画とかゲームをやりたいわけではないので、より多くの人の欲求を満たしてくれるようになるといいですね。
追記: 2017年にiPhone SEの後継機が登場するといううわさが出てきました。新しい5インチ版ということでちょっと信憑性はあれですが。。。
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