リリースされた当初はいまいち売れ行きの良くなかったiPhone XRですが、ようやく盛り返してきたようです。アメリカで売られているiPhoneの中で最も売れているiPhoneとなったようです。しかも1年前と比べても圧倒的にiPhone XRが売れているという結果に。
48%がiPhone XRを選択
TECHSPOTによると、2019年6月にアメリカで売れたiPhoneのうち、実に48%がiPhone XRだったそうです。
具体的なシェアは以下のようになっています:h
iPhone 7からiPhone XS Maxのシェアがどんぐりの背比べなのに対し、iPhone XRだけが突出して売れていることがわかります。
しかも、2018年6月のデータを見るとどれが突出して売れているということがないのに対し、2019年6月のiPhone XRの売り上げがほかに比べてかなり強いことがわかります。
ちなみに、2019年6月の最新世代iPhone(XS, XS Max, XR)のシェアは67%となっていて、約2/3が最新世代を選択しています。iPhone XRのおかげとはいえ、この傾向も前年とは大きく違うところです。
バッテリー寿命やカラーバリエーション、よりも価格
この理由として、iPhone XRの高バッテリー容量やカラーバリエーションではなく、価格がポイントと指摘されています。
iPhoneの長年のファンにとっても1000ドルを超えるiPhone XSやXS Maxを選択するのには躊躇するとのことで、それでもiPhoneが使いたいユーザーはiPhone XRを選択するようです。
安いiPhoneという意味ではiPhone 7/8世代もありますが、最新の機能やサービスや製品寿命を考えるとiPhone XRがベストな選択肢なのかもしれません。
iCloudの有料サービスは普及率が高いが、AppleCareはかなり低い
この調査ではもう1つ、iPhoneユーザーが利用している有料サービスの普及率についても調査されています。
このグラフは2019年第3四半期のiPhone向け有料サービスの普及率を示しています。
このグラフを見て気づくのは、まず、ほぼ半数のユーザーが有料のiCloudサービスを利用しているという点です。
iCloudはクラウド上に写真や動画、音楽データやiPhoneのバックアップを保管するサービスです。5GBまでは無料で使えるのですが、それ以上は有料となります。日本では50GBが月額130円、最大の2TBで月額1300円となっています。
大量の写真や動画を保管しようとすると5GBでは足りなくなるので有料プランを契約することが多いのでしょう。
一方、有料延長保証サービスであるAppleCareはわずか5%にとどまっています。最近のiPhoneは壊れづらいこともあり契約率が低いのでしょうか?キャリア独自の保証サービスを利用している可能性もあるかと思います。
ようやくiPhone XRの時代に、と思ったら次世代の足音が…
私は発売日にiPhone XRを買った口なのですが、発売当初は発売日到着分が売り切れないなど低調な滑り出しでした。
それがようやくメジャーな端末となり胸をなでおろしています。
しかしながら、すでに次の世代のうわさも出てきており、その売れ行きによってはiPhone XRは黒歴史として闇に葬られてしまうのかもしれません。。。
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