VAIO S15のHDDをSSDに変えてメインメモリを増設した記録です。
本当に、びっくりするくらい快適になりました。
そもそもの動機
うちはSONYのVAIO S15を使っています。15インチのFull HD液晶にブルーレイドライブもついていて、これ一台でなんでもできてしまうマシンです。
CPUはCore i7の4コア、GPUも、CPU内蔵だけでなく、NVIDIAのGPUまで積んでいます。しかも薄くてそれなりに軽いので重宝しています。海外にPCを持っていく時もこれを持っていけばどんな状況にもつかえる素敵なマシンです。
しかしながら、致命的なボトルネックがHDDにあります。起動するのも遅いし、起動してからもなんやかんや裏でディスクアクセスが走ると非常に遅くなります。どうも、インストールしているウィルスバスターのリアルタイムスキャンが原因のようですが、さすがに止めるわけにもいかず。
なんやかんやで3、4年ほど使ってきたのですが、さすがに限界ということでHDDよりも高速なSSDに交換することにしました。ついでに4GBのメモリも8GBに増設してしまおうかと。幸い、VAIO S15は裏蓋をはずすと簡単にHDDとメモリにアクセスできますので、作業も簡単かと。
SSDの選定
SSDは迷うことなくCrucial のMX100にしました。値段が決め手です。VAIO S15のSATAは3Gbps接続なので、速いものを買っても意味がないです。なので気持ち良く(?)MX100を選びました。容量は512GBにしました。もともとのHDDが750GBもあり、すでに250GBほど使っていたので256GBでは心もとなく。幸い、円安の影響を受ける前だったので、今より少し安く買えました。
DRAMはどうしよう
問題はメモリのほうでした。VAIO S15はDDR3Lという通常のDDR3よりも電圧が低くて低消費電力なものが使われているのですが、当然ニッチなものなので通常のDDR3よりちょっと高いです。通常のDDR3を差しても動くという情報もありましたが。。。ここは安全をとってDDR3Lにしておきました。その中でもいろいろ選択肢がありましたが、なんとなくサポートをちゃんとしてくれそうなBuffaloのMV-D3N1600-L4Gを選びました。困ったことに、Buffaloのホームページを見ると、うちのVAIO(SVS1511AJB)は非対応となっています。しかし、規格的にはあっているからなんとかなるだろうと購入。結果的にはうまく動きました。
データの移し替え用に
あと、現在のHDDの中身をそのまま移し替えるため、外付けのHDDケースを購入しました。VAIO S15はUSB3.0対応なので玄人志向のGW2.5CR-U3を購入。
早速実行!が、うまくHDDの中身をクローンできず。。。
これで準備が整ったので早速メモリを増設。そして、SSDを外付けケースに入れてHDDの中身を丸ごとコピー。HDDをSSDに入れ替えて完了!・・・かと思ったらOSが起動しない。調べてみると、どうもメーカー製PCはブート環境が特殊らしく、HDDの中身をそのままコピーするソフトだとうまくいかないケースがあるとか。
しょうがないのでクリーンインストール
2つほどコピーソフトを試しましたがうまくいかないので、SSDにクリーンインストールして、あとからHDDを外付けケースに入れて必要なデータをコピーすることにしました。クリーンインストールは順調に進み、必要なデータも取り出すことができました。が、ここでOfficeのキーがどこかにいってしまったことに気づいて右往左往。。。たまにしか使わないものはどこにあるかわからなくなるので怖いですね。。。
終わりよければすべてよし
そんなわけで障壁はいくつかありましたが、無事にSSDに環境を移行できました。効果は絶大で、今まではなんだったのだろう?というくらい高速です。正直、HDDの時はPCが遅すぎて使う気にならず、タブレットでできるだけことを済ましていましたが、気軽にPCを使えるようになりました。費用対効果は抜群です。
問題は、取り出したHDDの行く末です。できれば、バックアップ用のHDDとして使いたいのですが、まだ取り出していない必要なデータが残っているかと思うとフォーマットできません(笑)一年くらいしたらあきらめてバックアップ用に回すかな。。。
追記:新しいMX100のサポートソフト(Storage Executive)がリリースされて、SSDの性能が10倍以上に向上しました!!