かろうじて生き残っていたWindows Phoneですが、かなり苦しくなってきました。
2016年第4四半期のスマホ向けOSシェアにおいてWindowsのシェアが1%を大きく割り込みました。
BlackBerryも0.1%を切り、AndroidとiOS以外はほぼ全滅です。
出荷台数が4分の1以下になったWindows Phone
MS Power Userによると、2016年第4四半期のスマホ向けOSシェアランキングは以下のようになったそうです(単位は百万台):
OS | 2016Q4 | 2016Q4シェア | 2015Q4 | 2015Q4シェア |
Android | 352.7 | 81.7% | 352.4 | 80.7% |
iOS | 77.0 | 17.9% | 71.5 | 17.7% |
Windows | 1.1 | 0.3% | 4.4 | 1.1% |
BlackBerry | 0.2 | 0.0% | 0.9 | 0.2% |
その他 | 0.5 | 0.1% | 0.9 | 0.2% |
合計 | 431.5 | 100.0% | 403.1 | 100.0% |
AndroidとiOSが2強であり、その両者の関係は大きくは変わっていません。
しかしながら、これまでAndroidとiOS「以外」のOSとして存在していたWindowsとBlackBerryのシェアが大きく下がっています。
両者ともに出荷台数が4分の1以下となり、シェアもそれに伴って激減しています。
Surface PhoneやARMで動くWindows 10でシェアを挽回できるか?
かなり瀬戸際に追い詰められたマイクロソフトですが、2つの挽回策がうわさされています。
1つはSurface Phoneのリリースです。
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2-in1 PC市場では強いSurfaceブランドをどこまでスマホに持ってこれるかが勝負でしょう。
また、もう1つはARM上で動作するWindows 10です。
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これらが1つになれば、パソコンとスマホでシームレスにアプリが動作することになりビジネス用途では強みになりそうです。また、個人ユーザーにとっても環境の統一という意味ではいいかもしれません。
再び第3極になれるか
Surface PhoneやWindows 10 on ARMがマイクロソフトにとっては最後の挽回のチャンスとなるのでしょう。
果たして予定通りに事が運ぶのか、AndroidやiOSにパソコン市場も取られてしまうのか、2017年は勝負の年になりそうです。
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