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スマホよりかなり高画質だが操作性に難も FUJIFILM XF10 レビュー

FUJIFILM XF10のサイズ感 ガジェット

スマホのカメラの調子が悪くなったことをきっかけに、FUJIFILMのXF10を購入しました。

軽くて小さくて高画質 Fujifilm の XF10を買ってみた
少し前から使用しているスマホのHuawei Mate9のカメラの調子が悪いです。 画面の一部にピントが合わず、「片ボケ」という状態に。 修理できなくもないのですが、せっかくなので画質の良いデジカメを買ってみました。 修理に10,800円かか...

画質に関しては期待通りでやはりスマホとデジカメを比べてはいけないな、と思いました。

一方、スマホに慣れた身には操作性が。。。

(追記): 初のアップデートが公開されました。いろいろ改善されています。

Fujifilm XF10にファームウェアアップデート(バージョン1.10)がやってきた 
発売からしばらくたったXF10に初のファームウェの更新がやってきました。 新バージョンは1.10です。 主要被写体認識の判別性能が上がった、らしい 富士フィルムのHPによると更新内容は、 「主要被写体認識」の判別性能が安定・向上しました。 ...

スマホよりも画質はかなり良い

まずは論より証拠で写真です。

スマホとしてHuawei Mate9を使い、どちらもオートで撮影しています。

なお、アップロードしている写真は容量を抑えるために劣化しています。実際は差はもっと顕著です。

猫の写真で比較

Huawei Mate9 で撮影した猫

こちらがHuawei Mate9で撮影した猫です。もう発売から2年もたったスマホですが、ライカレンズを搭載するなど、それなりに画質の良いスマホといわれています。実際、室内で暗い場面ではありますが、スマホとは思えない画像となっています。

FUJIFILM XF10 で撮影した猫

こちらがXF10で撮影した猫です。一見してわかるのは猫の毛やひげのディテイルが違うという点です。スマホで撮影した猫は毛やひげがボヤっとしているのに対し、XF10で撮影した方は一本一本がはっきりしています

また、スマホよりもXF10の方が露出が上がっているにもかかわらず、ノイズが少ないです。センサーサイズがはるかに大きなAPS-Cの威力でしょうか。

植物の写真で比較

Huawei Mate9で撮影した植物

次は植物の写真で比較です。こちらがHuawei Mate9で撮影した植物です。これだけみるとそれなりにきれいに見えます。

FUJIFILM XF10 で撮影した植物

こちらがXF10で撮影した植物です。ボケが自然であるのに加え、葉脈のディテイルがXF10の方がずっといいです。

操作性はスマホの方がいい

画質に関してはXF10の方がいいのですが、操作性はいまいちでした。

オートフォーカスが遅い、迷う、間違う

一番気になったのがオートフォーカスです。

まず、遅いです。最近のスマホはオートフォーカスが高速で、画面をタッチすると一瞬で合う印象があります。これに対してXF10は速くてもウィン、ウィンとレンズが動いてから合います。

これまでミラーレスやプレミアムコンデジを使ってきましたが、フォーカスでこれだけレンズが動いて時間がかかるのは初めてです。

音もそれなりにします。今までのデジカメはククッという子気味良い音でしたが、XF10はグィン、グィンと物理的にレンズを動かしてる感が強いです。

屋外の明るい場面でもこうなのですが、室内の暗い場面になるとさらに悪化します。フォーカスを合わせるのに手前から奥までレンズの焦点を動かした挙句合わないということがよくあります。あれ?XF10って像面位相差AF搭載してたよね?と疑問に思うくらい迷います。

オートフォーカスが合わないのはしょうがないとして、合わないことがわかるまでにかかる時間が長いのもイライラします。あわなければすぐにリトライしたいのに、一度オートフォーカスをかけると長い時間がかかって、それからリトライとなってしまいます。

特に猫などの動くものを撮影しようとすると、撮影したい一瞬を逃してしまうことがあり。。。

ここはファームウェアで改善できるなら改善してほしいです。

タッチパネルがいまいち

XF10にはタッチパネルが搭載されており、画面を上、下、右、左にフリックすることで特定の機能を呼び出すことができます。しかしながら、これがどうも思ったように動きません。

例えば、デフォルトでは上フリックが焦点距離と範囲を固定する「スナップショット」という機能の呼び出しになっています。しかし、呼び出したいときには呼び出せず、呼び出したくないときに呼び出されています

いまだにどうやったらフリックと認識され、どうやったらフリックと認識されないかがスマホと違いすぎてよくわかりません。うまく使えれば便利な機能だと思うのですが。。。

Bluetooth/WiFi接続がいまいち

XF10にはスマホとBluetoothやWiFiで接続できる機能があり、位置情報の転送や画像の閲覧/転送ができます。

しかしながら、これが今一つ気が利いていません

たとえば、スマホとBluetoothで接続されている状態で画像を転送したいという状況の時、スマホで転送を選べばカメラ側が自動的に転送モードにしてほしいところですが、XF10側も転送モードにしないと転送ができません。もしかすると私が使い方を理解しきれてないかもしれませんが。。。

また、WiFiが搭載されているのにXF10単体でインターネットに接続する機能はありません。このため、たとえば撮影した写真を自動的にGoogle Photosにアップロードするようなことはできません。また、スマホとWiFi接続する際もスマホをインターネット接続から切断し、スマホをXF10に接続して転送、そのあとでスマホをインターネット接続しなおす必要があります。

せっかくBluetoothとWiFiの両対応なのですから、もうちょっと使いやすい形にしてほしかったなぁと思います。

他にもいろいろ細かいところが。。。

他にもいろいろ気になるところがあります。

  • タッチパネル搭載なのにタッチ操作できないメニューが多くある
  • 設定画面からすぐに撮影画面に戻りたいのに1階層ずつしか戻れない。たとえばシャッターを押したら戻るとか他社にはあったのに。。。

初めて富士フィルムのデジカメを買ったのですが、操作性という意味ではFUJIFILMはいまいちなのでしょうか?

(追記): 初のアップデートが公開されました。いろいろ改善されています。

Fujifilm XF10にファームウェアアップデート(バージョン1.10)がやってきた 
発売からしばらくたったXF10に初のファームウェの更新がやってきました。 新バージョンは1.10です。 主要被写体認識の判別性能が上がった、らしい 富士フィルムのHPによると更新内容は、 「主要被写体認識」の判別性能が安定・向上しました。 ...

順番は前後したけど開封の儀

FUJIFILM XF10の外箱

順番が普通と逆ですが、開封の儀です。

外箱と梱包

箱は真っ黒な箱です。段ボールに色を付けた感じで光沢も少なく、正直それほど高級感はないです。

FUJIFILM XF10 の箱の中身

箱の中はこうなっています。カメラの両脇に段ボールでスペーサーがあります。中や下に何かあるのかな?と思いきや、何もありません。ただのスペーサーでした。

おそらく、外箱自体はほかの製品と共通のサイズになっていて、小さくて付属品の少ないXF10はスペーサーで対応しているのでしょう。徹底したコスト削減です。

FUJIFILM XF10のサイズ感

サイズ感はこんな感じです。適当なものが見つからず、microSD –> SDの変換器を置いてみました。このように本体はかなり小さいです。

ケース

せっかくなのでケースも買ってみました。

XF10用ケース

チャック等の金属部品もなく安心です。

XF10がぴったり収まるケース

このようにXF10がぴったり収まります。

SDカードと液晶保護フィルム

SDカードと液晶保護フィルムも購入しました。

SDカードは4Kを使うならUHS-I U3以上のスピードクラスが推奨ということでこちらを購入しました:

国内品で5年保証があるので安心です。

液晶保護フィルムはこれを買いました:

気泡も入らずいい感じです。

総評: 画質は満足も、操作性で減点される残念な状態

一番大事なポイントである画質に関しては今のところ大満足です。

スマホとは明らかに格の違う写真が撮影でき、満足度が高いです。

一方、操作性という意味ではいまいちなところも多く。。。特にスマホ世代の人たちには苦しいのではないでしょうか?

この製品がどういった層をターゲットにしているかはわかりませんが、ファームウェアで改善できるところもあると思うので、ぜひとも改善をして長く使えるデジカメにしてほしいです。

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