このところライティングする機会が増えたので、良いキーボードを買ってみました。PFUのHHKB(Happy Hacking Keyboard) Professional2 Type-S(PD-KB400WS)です。評判通り素晴らしいキーボードでした。ノートパソコンのパンタグラフ式とこのキーボード静電容量式の違いも含めてレビューしたいと思います。
静電容量式キーボードとは?
まず、静電容量式キーボードとはどのようなものでしょうか?一言でいうならスイッチがないという点が特徴のキーボードです。
ノートパソコンでよく使われるパンタグラフ式にしても、昔のデスクトップパソコンで使われてきたメンブレン式にしても、結局はキーの下にあるスイッチが押されることでキー入力を検知します。
ところが、静電容量式の場合はスイッチがありません。その代わり、キーを押されたときに変化するコンデンサの容量の変化を検知しています。スイッチがないので寿命が長く、かつスムーズな押し心地になるのが特徴です。
早速開封の儀
それでは早速開けていきます。
シンプルですが、適度に重みがあって期待を膨らませてくれる箱です。
裏には宣伝文句がたっぷり。この感じ、懐かしいです。
付属品は実にシンプル。本体、USBケーブル、説明書類だけです。
今回購入したのは英語版なのでとにかくキーボードがシンプル。このシンプルさがHHKBの魅力です。
ディップスイッチでいろいろと機能の入れ替えが可能です。私はWindowsで使うので、Lite Ext.モードにし、DELをBSと入れ替えておきました。Windowsキーはいるかどうか微妙ですが、とりあえずそのままにしています。
キーボードを横から見るとこんな感じで段差の角度がまちまちです。これは人間工学に基づいているそうで、指の角度に合わせてキートップがその向きを向いているというこだわりぶりです。
キーを押した感触は「スコスコ」
キーボードというと「カチャカチャ」というような音がでるのが普通かと思います。
このキーボードは静電容量式のため普通のキーボードとは違い「スコスコ」といった音です。打った感触も、打ち込んだ!というような感触ではなく、キーを押し込んだ、というような感触です。
このため、最初は違和感があったり、安っぽいのでは?と思ったりしますが、しばらく使っているとこの感触と音にはまってきます。
静電容量式はミスタイプが減り、疲れが減る
なんというか、ノートパソコンなどのキーボードだとキーを押し切らないと文字が打てないのですが、静電容量式のHHKBはピアノなどの楽器を演奏しているかのように、キーを打てる幅が広いです。
打ちたいキーによっては他の指が重なって深くまで打ち込めないことがあります。この時、パンタグラフやメンブレン式だと、深くまで打ち込めなかったキーは入力されませんが、静電容量式だとそれが打ち込まれます。
このおかげで明らかにミスタイプが減りました。
また、疲れという意味でも、「打ち込む」必要のあるキーボードに比べて、スコスコと打っていける静電容量式は疲れが少ない気がします。
キーボード配列の違和感はないのか
このキーボードを買おうかどうか迷うときに一番気になるのはキー配列かと思います。
無駄を極限までそぎ落とすためにカーソルキーはないし、ファンクションキーはないしで、違和感がある人が多いかと思います。また、英語キーボード配列というのも気になるかもしれません。
個人的には1,2日で慣れてきました。むしろ、今までが余分なキーがありすぎたのでは?という印象を受けています。唯一、カーソルキーだけは残してもらってもよかったかな?とも思いますが。。。どうしても我慢できなくなったらこんな感じのテンキーを買ってNumLockを解除して使えばいいかと思っています。
キーボードを打ちたくなるキーボード
値段は高かったですが、個人的には買ってよかった買い物でした。ミスタイプは減りましたし、明らかにキーボードを打つ疲れも減りました。
万人におすすめかというと微妙ですが、キーボードをよく打つ人は買って損はないと思います。
配列が気になる人は日本語配列のものがお勧めです。こちらならカーソルキーもついています:
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