iPhoneの売り上げは相変わらず好調でアップルに大きな利益をもたらしています。
しかし、モルガンスタンレーの予測によると、2016年度のiPhone売り上げが初めて減少を記録する可能性があるそうです。
ついにiPhoneも落ち込んでいくのでしょうか。
2016年度は5.7%の減少と予測
9to5 Macによると、モルガンスタンレーは2016年度のiPhoneの売り上げは前年度比5.7%の減少になると予測しているとのことです。
これが本当ならiPhoneが発売されてから初めての減少となるとか。また、モルガンスタンレーはアップルの株を「買い」と予測しており、そのような証券会社から出たレポートである点もこのレポートが重要であることを示しているそうです。
すでに新興国でもスマホが十分普及したため
この理由として、新興国でもすでにスマホが十分人々にいきわたったためとしています。
アメリカなどの先進国ではすでにスマートフォンはかなりの普及率となっており、iPhoneはその中で大きなシェアを持っています。
そうなるとまだスマートフォンが普及してない国で売り上げを伸ばすしかないわけですが、すでにそういった新興国でも普及率がかなり高くなっているとのこと。
また、iPhoneがほかのスマートフォンに比べて高価であることも原因の1つとしています。
その高価格戦略によって大きな利益をあげているわけなので容易に下げるわけにもいかないのでしょうね。
iPhoneの売り上げが落ちてもほかでカバーされる
しかしながら、アップル全体の売り上げとしてはモルガンスタンレーは増加を予測しているそうです。
Apple Watchなどの新しいデバイスやサービスでカバーされることを見込んでいるとか。
また、モルガンスタンレーの予測自体ワーストケースの場合を想定したものだそうで、アップル自体が危機に直面しているわけではないそうです。
とはいえ、スマートフォン市場全体が成長市場でなくなったことは事実のようです。これからは淘汰の時代が始まるのでしょうね。
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