タブレット市場は、スマートフォンの大型化によって市場を侵食され、徐々に市場規模が小さくなっています。
そんな中でもアップルのiPadはシェアを伸ばし続けているようです。
アップル以外のメーカーのシェアはどうなのでしょうか?
iPadのシェアが24.9%から25.8%に上昇
Apple Insiderによると、2016年6月期のiPadのシェアは昨年よりもさらに上昇し25.8%になったそうです。
昨年が24.9%だったそうなので、1/4のシェアを確保しています。
しかしながら、出荷数自体は減少しており、ついに1,000万台を切ったそうです。
サムソンのシェアダウンによる影響が大きい
アップルのシェアが伸びた背景にはサムソンのシェアダウンがあるそうです。
サムソンのタブレットデバイスの出荷台数は800万台であったのが600万台にまで減少したそうです。
一方でLenovoは250万台を維持したそうなので、サムソンの一人負け状態となっています。
AmazonとHuaweiが出荷台数を伸ばす
タブレット市場が縮小する中で出荷台数を伸ばしているメーカーもいます。
AmazonのFireタブレットは出荷台数が160万台にまで伸ばし、シェアも0.3%しかなかったのが4%までのびています。
また、Huaweiのタブレットデバイスもシェアを2.9%から5.6%にまで上昇させ、出荷台数は220万台に達しています。
タブレット市場の行く末はどうなる?
タブレット市場は下は大型化したスマートフォンに侵食され、上は2-in-1と呼ばれるデバイスに侵食されています。
タブレットだからこその魅力を打ち出せない状態が続き、市場規模の縮小が続いています。
確かに、一般的な用途であればスマートフォンと2-in-1があれば十分です。
一方で、AmazonのFireタブレットのように同社が提供する電子書籍や動画配信サービスに特化したものは大きく出荷台数を伸ばしています。こういった、本体は格安で提供するけど、付加サービスにお金がかかるような用途に特化していくのかもしれませんね。
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