ブルームバーグのレポートによると、スマートウォッチの分野において、今のところFitbitがApple Watchよりも多く売れているそうです。
圧倒的にApple Watchが売れない理由は何なのでしょうか?
価格帯が違う
Apple Watchが$400(約48,000円)程度するのに対し、fitbitは安いモデルで$50、高くても$250とかなり安いものとなっています。
高いものはどうしても購買層が限られるのでApple Watchのほうが不利であるという点は否めません。
販路の違い
FitbitはAmazonを含め、どこでも売っています。
これに対してApple Watchは自前のAppleストアでしか売っておらず、しかも在庫も限られていました。
Apple Watchはこの点で大変不利であるといえます。
そもそも機能が違うのでは
そもそもこの2つを比べるのが正しいのかどうかという疑問もあります。
fitbitはスマートウォッチというよりはどちらかというと活動量計の延長にあるものであるといえます。
これに対してApple Watchは今現在最も先進的なスマートウォッチであり、そのターゲットとしているマーケットや機能が異なるとも言えます。
それを裏付けるものとして、fitbitを2013年の終わりから現在までに買った人の中で、わずか5%の人がApple Watchを買っているというデータがあるそうです。
また、Apple Watchを買った人の中で、fitbitを同期間に勝った人の割合は11%だとか。
やはり、直接比べるべき相手ではないような気がしますね。
Apple Watchの独占か、住み分けが進むのか
今後、Apple Watchの在庫が増え、販路が増えて行ったときにfitbitの市場を食っていくかどうかが注目です。
fitbitでできることはほぼApple Watchでもできるのではないかと思います。一方、Apple Watchができることの一部しかfitbitにはできません。
しかしながら、fitbitの機能で十分という人も多いでしょうし、バッテリーの持ち時間はfitbitのほうがはるかに長いです。
まだまだ立ち上がったばかりの市場ですので、この2つ以外のメーカーにも頑張ってもらい、盛り上げてほしいですね。
追記:2015年のスマートウォッチ市場のシェアが発表されました
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