Android Lollipopがようやく普及期に入ったようです。
2015年8月のAndroidのバージョン別シェアの統計によると、3か月前は10%もなかったシェアが急上昇して20%近くに達しています。
2015年8月のAndroidのバージョン別シェア
9TO6Googleによると、現在のシェアはこのようになっているそうです:
バージョン | コードネーム |
5月のシェア |
8月のシェア |
2.2 | Froyo | 0.3% | 0.3% |
2.3.3-2.3.7 | Gingerbread | 5.7% | 4.6% |
4.0.3-4.0.4 | Ice Cream Sandwich | 5.3% | 4.1% |
4.1.x | Jelly Bean | 15.6% | 13.0% |
4.2.x | Jelly Bean | 18.1% | 15.9% |
4.3 | Jelly Bean | 5.5% | 4.7% |
4.4 | KitKat | 39.8% | 39.3% |
5.0 | Lollipop | 9.0% | 15.5% |
5.1 | Lollipop | 0.7% | 2.6% |
このデータはGoogle PlayにアクセスしたAndroid端末のバージョンの統計から出しています。
Lollipopのシェアが20%近くに急上昇
古いAndroidが軒並みシェアを落とし、その分Lollipopがシェアを伸ばしています。
最近はデフォルトでLollipopを搭載する端末が増えており、新しいスマホを買ったらLollipopだったというケースが多いかと思います。
バージョンアップを重ねて、Nexus端末で試験を行い、ようやく安定してきたのでしょうね。
KitKatを除くAndroid 4.xの落ち込みが大きい
古いAndroidの中では特にIce Cream Sandwich(Android 4.0.3,4.0.4)とJelly Bean(Android 4.1,4.2,4.3)の落ち込みが大きいですね。
さすがにこれらの端末をデフォルトで搭載する新しい端末は発売されていないでしょうから、これからはシェアは落ち込む一方なのでしょう。
一方でKitKat(4.4)はシェアを保っています。
日本でも格安スマホはKitKatを搭載していることが多いので、まだ人気があるのでしょう。KitKatは比較的メモリーが少なくても快適に動作するといわれているので格安スマホで好まれる傾向にあります。
いまだにAndroid 2.2が残っているのがすごい
それにしても、いまだにAndroid 2.2が残っているのがすごいですね。
さすがにセキュリティー的には問題がありそうな気がしますが。。。アプリもまともに動くのでしょうか?
iOSに比べると新しいOSへの移行が遅い
iOS 8.4はリリース一週間でシェアが40%に達したそうです:
これに比べると移行が遅いですが、これはAndroid端末のOSのバージョンアップが各端末メーカーにゆだねられており、端末メーカーは古い端末のサポートを積極的に行っていないからなのでしょう。
ユーザーとしても、セキュリティーのことはさておき、新しいOSに大きな魅力を感じなければ、そのままで特に不満を覚えないのでしょうね。どちらかというとアプリのほうが重要なのかも。
その意味では、Androidは新しいOSの魅力を訴求しきれていないといえるのかもしれません。
もうすぐAndroid “M”がリリースされるといわれています。Lollipopすらまだまだ普及したとは言えない状況ですが、うまく立ち上がるか注目ですね。
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