MVNOは料金が安く、魅力も多いですが、ドコモなどの3大キャリアに比べると欠点もいろいろあります。
その中の1つが、MNPをするときに携帯電話が使えなくなる期間が生まれるという点です。
フリービットがそんな欠点を無くすサービスを8月19日から提供すると発表しました。
携帯電話の不通期間はMVNOへのMNPの悩みの種
これまで、MVNOへのMNPは店舗で直接MNPする場合を除き、不通となる期間ができていました。
私もドコモからOCNモバイルONEにMNPしたのですが、やはり携帯電話が使えない期間ができ、ちょっと困りました。
24時間程度とはいえ、常にどこでも使えるからこその携帯電話なので、この点がMVNOへのMNPを躊躇させる要因の1つになっているのは間違いないのではないかと思います。
フリービットの新しいサービスはユーザーがMNPの転入作業完了のタイミングを決められる
新しく始まるフリービットのサービスは「MNPリモートアクティベーション機能」と呼ばれています。
これは、これまで転入作業は転入先のMVNO業者が行っていたのを、転入作業を完了させるタイミングをエンドユーザーが決められるようにするものです。
転入作業を完了させると、古いSIMカードが使えなくなり、新しいSIMカードが有効になります。これまではこの作業を転入先のMVNO業者が行い、そのうえでユーザーに対してその新しいSIMカードを発送していたため、携帯電話を使えない期間ができていました。
エンドユーザーが転入作業完了のタイミングを決められれば、手元に新しいSIMが届いてから完了の手続きを行えるので、有効なSIMカードが手元にない期間を0にすることができます。
ちなみに、すでにmineoは同様のサービスを行っています。
MVNO業者向けのサービスなのでユーザーが使えるのはまだ先
大変うれしいサービスなのですが、「MNPリモートアクティベーション機能」はMVNO業者向けのサービスなので、一般ユーザーが恩恵にあずかれるのは9月以降とのことです。
今のところ、トーンモバイル、U-NEXT、ベネフィットジャパンがこのサービスの利用を決めており、U-NEXT(U-mobile)は9月以降に運用を開始するとのことです。
MVNOにMNPする際の障壁がまた1つ無くなった
MVNOにMNPする際の不通期間は大きな障壁の1つでした。特に、メイン回線をMVNOにしたいときには致命的ともいえる問題でした。
これがなくなることで、より多くのユーザーがメイン回線としてMVNOを選択するかもしれません。
よりMVNOが広がることでより良いサービスの登場を期待したいですね。
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