市場調査会社のGartnerによると、2015年第2四半期のスマートフォン売り上げ台数はアップルと中国メーカーがシェアを伸ばしたとのことです。
一方でサムソンはシェアを大きく落としています。
高級機路線で勝ち続けるアップルと、低価格機で伸びる中国メーカーにはさまれてサムソンが苦しい実情が見えます。
アップルがシェアを12.2%から14.6%に伸ばす
このデータによると、2014年第2四半期に比べ、2015年第2四半期のスマートフォン売り上げ台数において、アップルはシェアを12.2%から14.6%に伸ばしたそうです。
9月には新しいiPhone(iPhone 6S?)が発売されるといわれているのに、買い控えされることもなくどんどんシェアを伸ばしているのはすごいですね。
中国メーカーが台頭する
また、中国メーカーの台頭が目立っているのも特徴です。
Huaweiは6.1%から7.8%に、Xiaomiは4.3%から4.9%にそれぞれシェアを伸ばしています。
中国メーカーはインドへ進出することを発表しており、さらにシェアを伸ばすことが予想されます。
サムソンが一人負け状態
一方でサムソンはシェアを26.2%から21.9%に落としています。
シェアだけなく、販売台数も下がっており、400万台も販売台数が落ちています。
高価格機から低価格機まで幅広くラインナップを持つサムソンですが、アップルと中国メーカーに上下から挟まれている苦境が見て取れます。
OS別シェアではAndroidが依然独占状態
スマートフォンのOS別シェアではAndroidが依然として独占状態を保っています。
Androidのシェアが83.8%から82.2%に少し落ち、iOSのシェアが12.2%から14.4%に伸びています。
とはいえ、依然としてAndroidが市場を独占してるという状態は変わっていません。
アップルは1社でiOS機を販売していることを考えるとすごいのですが、台数別シェアではAndroidが圧倒的ですね。
ちなみにWindowsは2.8%から2.5%にシェアを落としています。ただでさえシェアが低いのに苦しい状況です。Windows 10 Mobileで巻き返しできるでしょうか。
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