フリーテルのSAMURAI MIYABIを使い始めてから2週間ほどたちました。
実際にメインのスマートフォンとして使ってみてどうだったのかレビューしたいと思います。
また、これまで使っていたPolaroid piguとの比較も書いていきます。
コストパフォーマンスはかなり高い
まず、全体的にコストパフォーマンスが非常に高いと感じました。
LTE対応、5インチのHDディスプレイ、クアッドコア、RAM/ROMが2GB/32GBと来ればこれまでは2,5000円~30,000円くらいするのが当たり前であったように思います。
それが、定価で19,800円(税抜)という激安価格。私はJoshin Webで購入したのですが、2,000円のクーポンが付き、10%ポイントで実質16,000円ほどです。
なんというか、これまでのほかのスマートフォンは何だったんだ?と言いたくなるくらいの価格設定です。
Polaroid piguが発売された当時の、OCNモバイルONEのSIM付きで4,980円というインパクトには負けますが、エントリークラスではなくミドルクラスのスマートフォンでこの価格を実現したのは素晴らしいと思います。
SIMの契約必須でないところがありがたい
SIMロックフリーのスマートフォンを安く買おうとすると、SIMの契約が必須になることがよくあります。
このMIYABIはそんなことがまったくなく、純粋にSIMロックフリーのスマートフォンとして売っていてこの価格です。
FREETELがやっているSIMの契約が必須でもおかしくないような価格設定だと思うんですけどね。。。
5インチディスプレイは使いやすい、けどちょっと大きい
今まで3.5インチで480×320という今時ないようなディスプレイのスマートフォンを使っていました。
そこから比べると5インチで1280×720というMIYABIのディスプレイは衝撃の大きさです。
情報量が全然違いますし、操作性もかなりいいです。ああ、今まではかなり無理をして使っていたんだなぁという気がします。
また、piguのディスプレイはTN液晶という視野角が狭い液晶でした。このため、少しでもディスプレイを見るベストポジションから外れてしまうと見づらくなっていました。
MIYABIのディスプレイはIPS液晶なので、少々ポジションが変わってもきれいに見えます。
我慢すればいいとか、慣れれば大丈夫と思っていましたが、やっぱりディスプレイはきれいに越したことはないですね。
一方で、大きくなった分使いづらくなった点もあります。ディスプレイの上から下まで片手だけで操作するのが難しくなりました。この点はやはり小さいpiguのほうが有利です。
それにしても、なぜスマートフォンは上から下まで液晶をタッチさせるようなインターフェースになっているのでしょう。もっと上か下か、右か左かに操作を絞れば使う安くなると思うのですが。。。
バッテリーは丸一日しか持たない
このスペックで2,200mAhしかバッテリーを搭載していないせいか、バッテリーは丸一日しか持ちません。
私はゲームもしないし、動画も見ないのですが、それでもこれが限界です。
piguの時は余裕で丸二日持ったのですが、それに比べると短くなりました。
まあ、丸一日持ってくれれば夜に充電すればいいわけで、問題はないのかもしれません。
それよりも、piguの時に問題であった、バッテリー表示があてにならない問題がMIYABIにはないのがうれしいです。
piguの場合は長く持つことはわかっていても、突然バッテリー残量が減るので気が気ではありませんでした。丸一日しか持たなくても、いつ切れるのかわかるのはうれしいです。
追記(12/26):ようやく交換用バッテリーパックが発売のようです:
充電時間が圧倒的に短いということはない
MIYABIには急速充電機能があるといわれていますが、残念ながら充電が圧倒的に高速ということではないようです。
詳細は以下の記事を参照ください。
レスポンスは十分サクサク
スマートフォンを使っていてストレスの原因になるレスポンスの速さは十分サクサクであると感じました。
今まで使っていたのがデュアルコアで512MBしかRAMを積んでいないPolaroid piguであったというのもそう感じる原因かもしれませんが、それを差し引いても快適です。
CPUのスペックというより、RAMが2GBも積まれているのが大きいかもしれません。piguの時は常に70%ほどRAMが占有されている状態でしたが、MIYABIは常に800MB以上、少なくても600MB以上は空いています。空きメモリだけでpiguの全メモリ容量を超えているのはpiguが哀れに思えます(笑)。
メモリ残量を気にすることなく使えるのは本当に楽です。
カメラはスナップ撮影には十分
搭載されているカメラはスナップ撮影には十分な品質であると感じました。
もちろん上を見ればきりがないわけですが、少なくとも値段相応かそれ以上の品質であると思います。
詳細は以下の記事を参照ください。
LTEはやっぱり速い
piguを使っていたころは、どうせ動画も見ないし3Gで十分だろうと思っています。
が、MIYABIでLTEを体験したらそんな考えは間違っていたと思い知らされました。
たかがメール、たかがウェブなのに快適さが全然違います。やっぱり高速なのは正義ですしね。
不具合らしき挙動は(深刻なものは)無し
2週間ほど使っていて、深刻な不具合には当たったことがありません。
フリーズしたこともないですし、勝手に再起動したこともありません。まだ最初のファームウェアであることを考えるとかなりの安定度であると思います。
今のところ気になっているのは以下の点です。
壁紙が勝手にデフォルトに戻る
特定の操作を行った場合に壁紙が勝手にデフォルトのものに戻ってしまいます。
四角ボタンからアプリケーションを終了すると通知が来なくなる
どうも四角ボタンを押して出てくる動作中のアプリケーション一覧からアプリを終了すると、バックグラウンドプロセスまで殺してしまうらしく、その後そのアプリからの通知が来なくなります。
たとえばLINEアプリを終了してしまうと、メッセージが来ても通知が来ないということになります。
×マークをおしてアプリケーションを全終了しても同様です。
使い方によっては役に立つ機能かもしれず、不具合ではありませんが、せめてどっちにするか選ばせてほしいです。
今まあでRAMの少ないpiguを使っていた習慣で、つい不要なアプリを終了してしまう癖がついています。あれ、なにも通知が来ないなぁとアプリを立ち上げるとそこで通知が来るという。。。
初回起動時だけ3Gでしか接続されない
今のところ初回起動時しか当たったことがありませんが、LTEで接続されず3Gになってしまいます。
OCNモバイルONEを使っており、APNはLTEのものを選んでいます。
再起動後は一度もそういうことはないのですが、何かの拍子に3Gになったら悲しいなぁと。
我が家には2台のMIYABIがありますが、どちらも同じ現象でした。
Bluetooth接続がちょっと不安定
SonyのMDR-EX31BNというBluetoothイヤホンを使っているのですが、ちょっと不安定な時があります。
具体的にはBluetoothでの音楽再生の音が途切れたり、接続そのものが切断されてしまうことがたまにあります。
Polaroid piguの時よりも頻度はかなり高いです。Bluetooth機器同士の相性の問題かもしれませんが、音楽が途切れるのはちょっと気になります。
MIYABIとMDR-EX31BNを近くにおいても同じなので、通信距離の問題ではないと思います。
これもファームウェアでなんとかなればいいのですが。。。
総じて満足度は高い、バッテリーとバックパネルの入手性と値段が気になる
今のところ、総じて満足度がかなり高いです。
あとは消耗品であるバッテリーがいつ発売されるのか、値段はどれほどなのかというところが気になります。せっかくバッテリー交換式なのに交換用バッテリーが売っていないというのは矛盾しています。
また、噂される交換用のバックパネルも気になります。デザインにこだわったものも出るという話ですが。。。
今後もメインのスマートフォンとして使い続けますので、また気づいたことがあれば順次ブログの記事にしていきたいと思います。
追記(11/6):初回のファームウェアアップデートがやってきました
追記(12/26):ようやくバッテリーパックが発売のようです
追記(1/15):新しいSAMURAIシリーズの端末が2月末に発表されるようです
追記(2/23):新しいSAMURAIシリーズの名前はREI(麗?)だそうです
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