2015年で最も人気のあったスマートウォッチは大方の予想通りApple Watchであったようです。
しかし、全スマートウォッチ出荷台数の過半数であったというのは驚きでしょうか。
2015年のApple Watchは51.5%のシェア
Apple Insiderによると、2015年のApple Watchの出荷台数は880万台だそうです。
全スマートウォッチ出荷台数が1,710万台なので、アップルのスマートウォッチのシェアは51.5%となります。
アップルの製品の中ではいまいち売れていないという話もありますが、この数値を見るとスマートウォッチ業界をアップルがけん引しているといって間違いない状態です。
Android Wearのシェアは10%以下
一方、ライバルであるGoogleのAndroid Wear搭載スマートウォッチの2015年のシェアはわずか10%以下であり大きく水をあけられています。
この理由について調査を行ったJupiter Researchはアプリ数の差が明暗を分けたのではないかとしています。
現状、Android Wearのアプリ数は約4,000なのに対し、Apple Watchは約10,000もあるそうです。アプリが多ければそれだけ応用範囲も増えるので間違った推測ではないかもしれません。
スマートウォッチ普及への道は遠い
一方、スマートウォッチの普及にはまだまだ時間がかかりそうです。
Jupiter Researchの調査によると、スマートウォッチの直近での購入予定がない人のうち、30%が今後も使うことはないだろうとしています。
まだまだスマートウォッチ側が十分な訴求力を持っていない現状が見て取れます。
最近ではカシオやタグ・ホイヤーが新しいスマートウォッチを発表するなど、多様化に向けた動きが加速しています:
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スマートフォンも普及には時間がかかりましたので、スマートウォッチもまだまだこれからでしょうね。
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