最近発表された調査結果によると、スマホユーザーの中で3大きゃりを使っているユーザーと格安SIMを使っているユーザーの間には料金に大きな差があることが分かりました。
その差、なんと3.7倍だそうです。
なんとも大きな差ですね。
スマートフォンの平均月額料金を調査
この調査はMMD研究所が行ったものです。
その調査によると、スマートフォンユーザーの月額料金の平均は6,823円だそうです。
そのうち、ドコモ、au、ソフトバンクのいわゆる3大キャリアを使っているユーザーの月額平均料金は7,433円、一方格安SIMと呼ばれるMVNOを使っているユーザーの平均は2,067円だったそうです。
全体の平均が高いのは3大キャリアを使っているユーザーが圧倒的に多いからですね。
単純計算で約3.7倍もの差があることがわかります。1年で6万円以上の差ですから大きいですね。
3大キャリアユーザーは料金に不満、MVNOは半数以上が妥当か安いと感じている
現在の料金に関しては、3大キャリアのユーザーの78.9%がとても高い、あるいはどちらかというと高いと感じているそうです。
一方、格安SIMを使っているユーザーの71.1%が料金を打倒あるいは安いと感じているそうです。
なんというか、あまりにも対照的な結果に見えます。
もちろん、3大キャリアユーザーの中には料金の中に端末台の月賦が含まれていることを理解していなかったり、とりあえず周りが使っているから、店員が勧めるからという理由で現在のキャリアや料金プランを使っている人も少なからずいるかと思います。
そうであったとしても料金が高いと感じているというのは料金が高止まりしている現状をよく表しているような気がします。
理想的な月額料金は約4,000円
スマートフォンを使ううえで理想的な月額料金についても調査されています。
それによると、全ユーザーの理想的な月額料金の平均は4,066円だそうです。
このうち、3大キャリアユーザーの平均は4,371円、MVNOユーザーは1,723円が理想的な月額料金の平均だそうです。
実際の月額料金から比べると、3大キャリアは3,062円、格安SIMユーザーは344円の開きがあります。
格安SIMについてはいい料金を設定しているといえるかも知れません。
スマートフォン端末の理想的な価格は26,450円
また、スマートフォン端末購入時の理想的な価格の平均についても結果が出ています。
それによると、全ユーザーの平均としては26,450円だそうです。
面白いのは、3大キャリアユーザーの平均が27,450円なのに対し、格安SIMユーザーの平均20,990円と、月額料金ほどの差がない点です。
すでにスマートフォンの大幅な進化は止まり、どのスマートフォンを買ってもある程度の作業はこなせるような時代となっています。その意味で、ユーザーは既にスマートフォンをコモディティと考えており、高速でたくさんの新機能よりも、ある程度のことができて安いスマホを求めているのかもしれませんね。
安ければ安いほどいいけど、賢く選びたい
スマートフォンの月額料金は当然安ければ安いほどいいです。
ただ、安易に月額料金だけで選ぶと、利用データ量や通話料金がかさんで、かえって高くつくこともあります。
特に音声通話付きのSIMの場合には最低利用期間があることが多く、一度使うとなかなか変えられません。
私はもともとNTTドコモを使っていましたが、そこからOCNモバイルONEにMNPし、さらに現在は@モバイルくんというMVNOを利用しています。
(OCNモバイルONEへのMNP記録はこちら、@モバイルくんへのMNP記録はこちら)
その結果、現在では月額料金を1,000円以下に抑えることに成功しました。
MVNOの台頭で選択の幅が広がったからこそ賢く選んでいきたいものです。
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