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ZTEがフラッグシップスマホ AXON 7 / AXON 7 mini を発表 旭化成のハイレゾ対応オーディオDACを搭載

SONY MDR-1ADAC Android

音にこだわるスマホの登場です。

ZTEが同社のフラッグシップとなる AXON 7 および AXON 7 mini を発表しました。

旭化成エレクトロニクス製のハイレゾ対応オーディオDACを搭載するところを売りにしています。

基本スペックも高い AXON 7

AXON 7 および AXON 7 mini はオーディオ機能を売りにしていますが、基本スペックも非常に高いです。

  AXON 7 AXON 7 mini
CPU Snapdragon 820(2.15GHz@4-Core) Snapdragon 617(1.5GHz + 1.2GHz @8-Core)
RAM/ROM 4GB/64GB 3GB/32GB
ディスプレイ 5.5インチ@2560 x 1440 ピクセル(有機EL) 5.2インチ@1920 x 1080 ピクセル(有機EL)
OS Android 6.0 Marshmallow Android 6.0 Marshmallow
バッテリー 3,250mAh 2,700mAh
カメラ 2,000万画素/800万画素 1,600万画素/800万画素
サイズ 75 x 151.7 x 7.9 mm 71 x 147.5 x 7.8 mm
重さ 175 g 153 g
DSDS 対応 対応
DAC AK4490 AK4962

AXON 7はSnarpdragon 820を搭載するなど、かなり高いスペックを備えています。他社と比べてもまったく遜色ないでしょう。

AXON 7 mini はディスプレイのサイズが小さいだけでなく、いろいろなスペックがAXON 7よりも落ちています。とはいえ、実用的にはこれくらいの性能があれば十分ですし、日常的にはこちらの方が小さくて軽いので便利かもしれません。

価格はAXON 7が59,800円、AXON 7 miniが39,800円で、どちらも10月21日発売です。

オーディオDACにAK4490/AK4962を搭載

気になるオーディオDACですが、どちらも旭化成エレクトロニクス製の高音質なものが搭載されています。

特に、AXON 7 に搭載されているAK4490はティアックのUD-503やAstell&KernのAK380など、本格的なオーディオ機器にも採用されている高音質なものです。

また、AXON 7 miniのAK4962はヘッドホンアンプやデジタルノイズキャンセルイング機能も搭載した高機能なDACになっています。AXON 7 miniではデジタルノイズキャンセリング機能は有効にされていないようですが、スマホ向けとしてはかなり高音質なものを搭載しているといえます。

DACだけで音質は決まらないところが心配&スマホにヘッドホン/イヤホンを刺す文化が続くか?

一方で、スマホ向けのCPUと異なり、オーディオの音質はDACだけでは決まらないというところは気になります。

特に、DACから出力された信号を増幅するアンプは非常に重要なのですが、ここはノウハウのかたまりであるといわれています。

果たして、AXON 7 / AXON 7 mini がどの程度頑張っているのか気になるところではあります。正直、同じ値段を払えば、専用のオーディオプレーヤーの方が音の方にコストをかけれるでしょうから、音質はいいのだろうなぁと思います。

また、ついにiPhone 7がヘッドホン端子を廃止したこともあり、スマホ向けのヘッドホン/イヤホンの文化がどのくらい続くかも疑問です。USB端子経由でオーディオを出力する規格も定まりましたので、一気にスマホからヘッドホン端子が消え、それとともにスマホ用のヘッドホン端子を利用したヘッドホン/イヤホンが消えるかもしれません。

とはいえ、基本性能自体は高いですし、価格もそれほどオーディオによってプレミア価格がついているわけではありません。専用オーディオプレーヤーやポタアンは持ち運びたくないけど、高音質で音楽を楽しみたい人にはもってこいのスマホかもしれませんね。

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