2016年のタブレットデバイスの出荷台数シェアの情報です。
アップルが首位を保つ一方、サムソンがシェアを落としています。
また、タブレット市場そのものも大きく出荷台数を落としています。
25%近いシェアを持つアップル
9to5 Macによると、2016年のタブレット市場の出荷台数シェアは以下のようになっているそうです(台数の単位は百万台):
メーカー | 2016 | 2015 | 変化率 | 2016シェア |
アップル | 42.6 | 49.6 | -14.2% | 24.4% |
サムソン | 26.6 | 33.4 | -20.5% | 15.2% |
アマゾン | 12.1 | 6.1 | 98.8% | 6.9% |
Lenovo | 11.1 | 11.2 | 5.4% | 6.3% |
Huawei | 9.7 | 6.5 | 49.9% | 5.6% |
その他 | 72.7 | 100.3 | -27.5% | 41.6% |
合計 | 174.8 | 207.2 | -15.6% | 100.0% |
まず、アップルが首位を保ち、全体の1/4近いシェアをほこっています。出荷台数が落ちているとはいえ、iPadシリーズが相変わらず相対的には人気であることを示しています。
ちなみに、2016年に登場したiPad Proは全体のiPad出荷台数の10分の1でしかないそうです。
一方、サムソンは出荷台数とともにシェアを落としています。先日スマートフォンの出荷台数シェアでアップルに抜かれたというニュースがあったばかりで、逆風ばかりが吹いているようです。
縮小するタブレット市場、大きくシェアを伸ばすアマゾンとHuawei
タブレット市場全体でみると、出荷台数が-15.6%と大きく市場が縮小しています。相変わらず大画面化が進むスマホと価格が安くなるPCに挟まれて行き場を無くしているようです。
その中でアマゾンとHuaweiが大きく出荷台数を伸ばしています。
アマゾンはkindleを安価で大量に売ったことが影響しているのでしょう。同社の動画や電子書籍といったエコシステムがあってこその価格なのでしょうが、今後もシェアが伸びていくかもしれません。
Huaweiはスマホも好調ですが、タブレットも好調のようです。アップルやサムソンが高価格帯かつ大画面のデバイスに注力する一方でHuaweiやLenovoは安い価格帯のデバイスで出荷台数を伸ばしているとか。
タブレットデバイスはこのまま縮小?新型iPadで盛り返す?
タブレット市場はここ数年いいニュースがなく、かつ革新的なデバイスが出ていない印象を受けます。
今年はアップルが新しいiPadを3モデルリリースするといわれています。
この新しいモデルでタブレット市場を再び盛り上げてくれるのか、このまま大画面スマホに喰われていくのか、厳しい局面となってきました。
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