肩と腰は日常生活の中でいためたりこりやすい部位です。マッサージを受けに行くのは手間がかかるし高いし、本格的なマッサージチェアは高いし場所をとるし。そういう悩みを持った人におすすめなのがシートマッサージャーというジャンルです。買ってみようかと思い調査してみました。
マッサージチェアはあこがれるけど置けない
肩と腰をマッサージするための機器といえばマッサージチェアが有名です。しかしながら、すべての家庭で気軽におけるような手軽な製品ではありません。
たとえばこんな感じです:
お値段も10万円程度から40万円程度とお手軽ではないです。。。
我が家もマッサージチェアを常設できるような環境ではなく、それ以外の機器を探してみました。
マッサージチェア以外の選択肢を探してみた
とはいえ、肩こりや腰痛には日ごろから悩まされているので何とかしたい。。。電気屋などで試したのが以下の選択肢です。
マッサージピロー
最初の選択肢がマッサージピローと呼ばれるジャンルの製品です。
もみ球を内蔵した機器を椅子と肩や腰の間に挟んで使います。ドクターエアーの3Dマッサージピローが有名ですね。
非常に小型なのでしまうのも出すのも簡単で気軽に買えるのは良いです。
一方、マッサージを行いたいところに手動で合わせなくてはいけなかったり、肩から腰にかけてを上下に動かすようなマッサージはできません。
また、製品にもよりますが、バッテリー内蔵でない製品が多くコンセントにつなげて使う必要があります。せっかく小型で手軽なのにこれによって制限が加わるのが残念です。
実際試してみたのですがもみ球でぐりぐりと押される感じは手で動かすものよりも良かったです。しかしながら、大きさの制限からくるもみ球の可動範囲の狭さがきになりました。本当はもっと広い範囲をもみほぐしてほしいのに、という欲求を感じます。
マッサージピローを動かしてやってほしい部位にあてればいいのかもしれませんが、リラックスするためにマッサージをしているのに、マッサージをするためにマッサージをしているような感じになって残念です。
手軽にマッサージを受けたいという用途には良いと思います。
ネックマッサージャー
ネックマッサージャーは先述のマッサージピローに「腕」をつけたような製品です。
腕がつくことによりマッサージピローのように椅子と体の間に挟んで使う必要がありません。腕をつかんで体に押し付けるだけOKです。
ネックマッサージャーという名前ですが腰にも使えます。
一方、こちらの製品もバッテリーが内蔵されていないものがほとんどで使える場所に制限はあります。また、マッサージの制限も同様です。
こちらも試してみましたが、もみほぐしたいところには自分で機器を持っていく必要があり、マッサージをするためのマッサージになってしまいました。
首まで高さがあるような椅子でなくても手軽にマッサージをしたい人にはお勧めです。
シートマッサージャー
そして本題のシートマッサージャーです。
簡単に言うと、マッサージチェアの背もたれの部分だけ取り出したものです。
板状の機器の中にもみ球が内蔵されており、それが上下に動きながらコリをほぐしてくれます。
一見座椅子のようにも見えますが、座る部分は小さく、椅子に乗せて使用する必要があります。
マッサージチェアに比べると足や手をほぐす機能はありませんが、腰や肩に関しては理論上は同等のマッサージができます。
価格も1万円~3万円程度とマッサージチェアより格段に安いです。
何より場所を取りません。本体が板状なのでどこか隙間にしまうことも可能です。これは良いということでシートマッサージャーを購入することにしました。
比較検討したシートマッサージャー
シートマッサージャーというジャンルは一時期流行したらしく、各社が製品を出しています。その中で代表的なものと、私がフジ医療器のMRL-1100を選んだ理由を述べていきたいと思います。
スライブ MD-8610
スライブのマッサージシート MD-8610です。
この製品は何といっても「つかみもみ機能」というのが魅力的でした。
こんな感じで、もみ球ともみアームが逆方向に動くことでつかんでくれます。
マッサージ機器というともみ球が上下左右に動いたり、前後に動いたりしてほぐしてくれますが、このMD-8610はつかんでもんでくれます。肩こりが最高潮に達するとこの硬くなった部分をバラバラにして柔らかくしてくれ!という気持ちになりますが、それにぴったりの機能です。
価格も15,000円程度とこのジャンルの中ではリーズナブルです。
一方、このMD-8610にはもみ球にヒーターが内蔵されていません。患部を温めることで血流をよくするという効果があり、割とシートマッサージャーにはついていますが、MD-8610二はないようです。
スライブはいろいろなシートマッサージャーを出しており、MD-8670という寝たまま使える製品もあります。
椅子ではなく寝転がってマッサージを受けることでよりリラックス効果があるかもしれません。
ドクターエア 3DマッサージシートS/プレミアム
ドクターエアのシートマッサージャーです。
製品としては、プレミアムと呼ばれる上位モデルとマッサージシートSと呼ばれる下位モデルがあります。
3DマッサージシートS
3DマッサージシートSの特徴は何といっても軽くて薄い点です。「シートマッサージャー」といってもそこそこの重さがあり、たとえばスライブのMD-8610は約7㎏あります。これに対して3DマッサージシートSは3.98㎏と格段に軽いです。
大きなマッサージチェアを置きたくなくてシートマッサージャーにしたのに重いのではしまったり出したりするのに苦労してしまいます。
また、もみ玉にはヒーターが内蔵されていたり、シートが振動して臀部をマッサージしてくれたり、本体も5色あったりと色々充実しています。
3Dマッサージシートプレミアム
3Dマッサージシートプレミアムはもみ玉が70㎝も上下に動くことによる広いマッサージ範囲が魅力です。
動く範囲が狭いと首や腰の下まで届かずにもどかしい思いをしますが、その心配がありません。
また、通常モデルに比べて大きいもみ玉が使用されていたり、ワンランク上の性能を持っています。
一方で、重さが7.35㎏になっていたり、もみ玉のヒーターが省略されていたりと、悪くなっている面もあります。当然価格もアップしています。
フジ医療器 マイリラ MRL-1100
最後が私の購入したフジ医療器のマイリラ MRL-1100です。
フジ医療器はマッサージチェアで大きなシェアを持っている会社でマッサージ機器にはノウハウを持っていると思われます。そのフジ医療器が販売しているシートマッサージャーがMRL-1100です。
スペックとしてはあってほしいと思う機能がもれなく入っているイメージです:
- もみ玉が60㎝動いて広い範囲をカバー
- 座面バイブレーターで臀部をマッサージ
- もみ玉にヒーター内蔵
さらにマッサージチェアメーカーとしてのノウハウが入っていると思えばかなりいい製品であると推測されます。
欠点といえば、実直な会社なのか、他の会社に比べて一押しポイントと呼べるものがないところでしょうか。
なぜフジ医療器のMRL-1100を選んだのか
今回の購入にあたっては実際に店で体験したりネット上の評判を見て選びました。
まず、ドクターエアのマッサージシートSとマッサージシートプレミアムを体験しましたが、どちらもそれなりに気持ちいいシートマッサージャーでした。しかしながら、15分間じっくり体験したところ背中や肩が痛くなるほどの強さで私にはちょっと強すぎるかな?という印象を受けました。
どちらが良かったかというと、プレミアムの方が上下可動範囲が広くて首まで到達しましたが、Sの方は到達せず。一方、もみほぐし方はSの方が好みでした。また、もみ玉ヒーターがないプレミアムに比べてSの方が背中が暖まる分効果が高かったように思います。
次にスライブですが、ネット上の評判ではドクターエアよりも力が強いとのこと。ドクターエアでも痛かったのでこれは除外しました。候補の中では一番安くてよかったんですけどね。。。
フジ医療器のマイリラは痛くないほど良いマッサージで気に入りました。また、もみほぐし方もドクターエアよりもツボを押さえている気がします。これがノウハウでしょうか?
そんなわけでMRL-1100を購入しました。
想像していたよりしっかりほぐしてくれる
結論としてはMRL-1100を購入して大正解でした。
毎日のように使って満足しています。
詳細なレビューやどこに置いたらいいかという検討については以下の記事を参照ください:
https://gadgetsmartphone.net/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%A9-mrl-1100-%E3%82%92%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%e3%80%80%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%AE/
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