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継ぎ足し充電可能なのに1.5V出力の乾電池 BMB-MR3, BMB-MR4はリチウムイオンの充電式乾電池

BLUEDOTのリチウムイオン充電池の乾電池 ガジェット

エネループに代表されるニッケル水素型の充電型乾電池は便利なのですが、出力電圧が1.5Vよりも少し低いのが難点です。BLUEDOTから発売されるBMB-MR3, BMB-MR3UとBMB-MR4は継ぎ足し充電可能な充電式の乾電池でありながら1.5Vの出力が得られます。その秘密はリチウムイオン充電池だからです。

1.2Vしか出ないエネループなどのニッケル水素乾電池

エネループなどのニッケル水素乾電池の良いところは継ぎ足し充電ができて何回も繰り返し使えるところです。

しかも、充電された状態で長期間保存可能なので、普通の乾電池感覚で使うことができます。

一方、出力電圧が乾電池の定格の1.5Vではなく1.2Vしか出ないところが一部問題でした。

BLUEDOTから発売されるリチウムイオン充電池の乾電池は1.5V出力可能

これに対してBLUEDOTから発売されるリチウムイオン充電池はしっかり1.5V出力可能な乾電池です。

エネループと比較

発売されるのは全部で3製品です。これをエネループと比較と以下のようになります:

型番単3/単4出力容量充電回数
BMB-MR3単31.5V1,600 mAh800回
BMB-MR3U単31.5V1,200 mAh800回
BMB-MR4単41.5V667 mAh800回
エネループ 大容量モデル単31.2V2,500 mAh500 回
エネループ スタンダードモデル単31.2V1,900 mAh2,100 回
エネループ 大容量モデル 単41.2V930 mAh500 回
エネループ スタンダードモデル 単41.2V750 mAh2,100 回

出力電圧

出力電圧はエネループが1.2Vなのに対してリチウムイオンは1.5V出ます。

したがって、どんな機器にも使えるということになります。これは使用機器が限られるエネループに対して大きなアドバンテージです。

容量

乾電池として重要な容量はエネループの大容量モデルとスタンダードモデルの中間といったところです。

単位容積当たりの容量はリチウムイオンの方がニッケル水素よりも上のはずですが、リチウムイオン充電池は爆発や炎上等を防ぐ保護回路が必要なので、その分容積を食ってしまっているのでしょう。

ただし、1.5Vの出力が出ることから、高電圧を求められる使用場面ではリチウムイオンの方が長持ちする可能性は高いです。

ちなみに、BMB-MR3とBMB-MR3Uの容量の違いは後述する充電方式の違いのためと思われます。

充電回数

繰り返し使える回数も大容量モデルとスタンダードモデルの間です。

それにしても大容量モデルは繰り返し回数をかなり犠牲にして容量に振っているのですね。。。

USB直差しで充電可能

このBLUDOTのリチウムイオン充電池の乾電池、なんと本体にUSBポートがついていて直差しで充電ができます。充電時間は1~1.5時間だそうです。

本体の先端にLEDがついていて、満充電になると緑色になって教えてくれるそうです。

BMB-MR3とBMB-MR4はこちらの写真のようにUSB Microポートがついていて、ケーブルをさして充電できます。

単4形の「BMB-MR4」

一方、BMB-MR3UはUSB Type-Aポートがついていて、これをUSB端子に刺して充電します。このポートの大きさの分だけ容量が減ったのでしょうね。

単三形の「BMB-MRU3」

最近はスマホなどの普及でどこの家庭にもUSBがあるので、わざわざエネループのように充電器を取り出す必要がないのはメリットです。モバイルバッテリーを持っていけば外出先でも充電できます。

一方、一度に多くの充電をしようと思うと多くのケーブルやポートが必要になるのはちょっと面倒かもしれません。

価格は4本で1,980円、2月中旬発売

気になる価格はどれも4本で1,980(税別)となっています。エネループよりも少し高いといったところでしょうか。

2月中旬の発売予定です。

これまでエネループが使えなかった機器に

この乾電池のメリットは何といっても1.5Vの出力電圧が得られるところです。

これまで充電池が使いたくても使えなかった乾電池で動く機器に使うことができます。

一方、1.2Vでも動く機器に使う意味があるかというと、高電圧を維持できることから、機器によってはこちらの方が長く動く可能性はあります。

なんでもこれに置き換えた方がいいというものではありませんが、本体にUSBを差して充電できるなど、検討の余地はありそうな面白い電池であることは間違いありません。

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