Raspberry piで使える音楽ディストリビューションの1つであるVolumioがアップデートされ、新しいUIが標準となりました。私の使っているAoide DAC IIでも音が出たので試してみたいと思います。
使いたい機能に手が届きやすいUI
新しいUIはパソコンではこんな感じです:
画面下部に現在再生している曲の情報とコントロールが常に表示されるようになり、便利になりました。
また、左側にメニューも縦に並び、前に比べて何かをしたいときにさっとしやすくなった気がします。
スマホ版でもこのように、現在再生している曲とコントロールが下に常に表示されます。ボリューム調整がちょっと挙動がおかしいですが、なかなかいいのではないでしょうか。
検索が独立したのも個人的にはうれしいところです。前よりも使いやすくなりました。
タブレットの場合は縦にするとスマホ風。
横にすればパソコン風になるレスポンシブデザインです。
総じて、今時の使用環境に合ったよりよいUIになったのではないでしょうか。
今のところ不具合っぽいのはスマホから音量調整するときくらいです。
Aoide DAC IIで使う方法
基本的な流れはこちらの記事と同じです:
違いは、
- patch/*の内容は最新のものにする
- alsamixerの設定は必要ない
- 起動時のサウンド無効化は必要ない
- Volumio起動後にプレイバックオプション→音量オプション→Mixer TypeをHardwareにする
といったところでした。
これで我が家ではDSDも含めて問題なく再生できていますし、起動時の音が変になるのも解決しています。
(追記) コメントで、今まで動作しなかったAudio Resamplingが動くようになったと情報をいただきました。
ちなみに、このI2S DACは安価なのにDSDもネイティブで再生できて高音質なのでおすすめです。
今後の進化も楽しみなVolumio
メジャーバージョンアップを待たずして大きな進化を遂げたVolumioですが、これまで無料だったところから有料オプションが出てきたりしているのが気になるところではあります。
もしかすると今後の進化は有料版のみ?とかの懸念はありますが、もっとも使いやすい音楽系ディストリビューションであることは間違いありません。
今後ともその進化に期待したいです
コメント
昨年に参考にさせていただき、なんとか音出しすることができたものです。
今回も動作するとの情報ありがとうございます。
U-GEEK のほうの更新が10月で止まっていたので、どうしようか迷っていたところでした。
個人的に気づいたことは、今回のバージョンでは Audio Resampling の項目が変更できることです。前回は変更するとノイズになってましたが、現バージョンでは一応問題なく鳴っています。
今回もお役に立てて何よりです。
リサンプリングは気づきませんでした。時々ドライバのバイナリがアップデートしてたので、そのためでしょうかね。
U-GEEKは一時期は頻繁にリリースしてくれてましたが、最近は止まってしまってますね。。。