ついに日本でも予約が開始されたAmazon Echo Spotですが、搭載されているディスプレイを活かすため、既存のEcho対応製品のSpot対応が続々と発表されています。
私もすでにSpotを予約しましたが、Spotの魅力が増してワクワクします。
リモコンのボタンやセンサーの値をディスプレイに表示
まず、ラトックシステムが発売しているRS-WFIREX3およびREX-WFIREX2が対応を発表しました。
この製品はスマート家電コントローラと呼ばれており、Echoに向かって話しかけることで本体に内蔵された赤外線リモコンが作動し、テレビやエアコン等を操作することができます。
今回の発表では、いくつかの新機能が発表されています。
リモコンのボタンをディスプレイ上に表示、操作可能
1つ目はリモコンの操作ボタンをEcho Spotのディスプレイに表示する機能です。
これまでも音声でチャンネルの変更やボリュームの変更はできたのですが、これをEcho Spot上のタッチディスプレイで操作できるようになります。
確かに、ちょっと音量を変えたいとか、チャンネルを次々に変えて番組を確認したい時に、いちいち音声で操作するのは面倒なので便利な機能ですね。
エアコンの設定や現在の室温等、快適レベルを表示
エアコンの場合、現在の設定温度や室温等の情報、さらにはどれだけ室内環境が快適かを表示してくれるそうです。
これらの情報もいちいち音声で問い合わせるよりはパッと見たほうが速いので、需要がありそうです。
さらには、現在の内蔵センサーの値から、室内がどれだけ快適化を解析して表示してくれるそうです。
歌詞表示機能付きのカラオケ
一方、ジョイサウンドはEchoで使えるカラオケ機能のSpot向け拡張として、歌詞を表示する機能を付け加えるそうです。
これまでもスマートスピーカーを使ってカラオケができたそうなのですが、スマートスピーカーには表示機能がないので、歌詞は見れませんでした。
Echo Spotならディスプレイがあるのでそこに歌詞を表示するそうです。
歌詞が表示されないカラオケはつらいのでこれも便利な機能ですね。
Echo Spot向け拡張はまだまだ出そう、そもそもディスプレイ無しに限界がある?
これらはこれまでスマートスピーカーに対応していた機能の拡張ですが、まだまだ発表が出てきそうです。もしかするとEcho Spot専用の拡張機能も続々出てくるかもしれません。
これらを見て感じるのは、やはり音声のみのやり取りには限界があるのではないか?という点です。
人間の生活を考えても、音声だけでなく、視覚情報や触覚情報を使って生活をしています。視覚障碍者の方が非常に苦労されているように、現在の社会は視覚情報なしで生きていくとハンディキャップがうまれます。
そんな人間社会の中で、音声だけですべてをやりきろうとするスマートスピーカーにはやはり限界があるのではないかと。もちろん、音声だけで済ませられることはあるとは思いますが、そこに視覚情報(ディスプレイ)および触覚情報(タッチパネル)を加えることで、便利さは飛躍的に伸びそうです。
ただ、現在のEcho Spotは2.5インチという小さなディスプレイで、かつ電源を接続しないと使えません。これは、Echo Spotからの視覚的な情報を得られる場所が限られていることを意味しています。その点、スマートスピーカーなら声が届く範囲なら場所を選びません。
将来的には映画やアニメで出ているように、どこにいてもディスプレイが目の前に浮かび上がるようなデバイスが求められるのでしょうね。
その意味で。スマートスピーカーにしてもスマートディスプレイにしても、まだまだ制約が多く実験的なデバイスであるといえるかもしれません。その実験に参加して、あれもダメ、これもダメと悩むのも楽しいかな、と思います。
また面白そうな機能が発表されたら紹介したいと思います。
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